パブリックコメント
投稿番号:76
企画名
演劇で学ぼうマッチングプロジェクト
応募動機・現在抱えている課題
提案する企画を通じて改善したいアートマネジメント環境の基盤など
私達は、演劇の手法を、子ども達の体験学習(環境問題、防災教育、防犯教育など)に利用するワークショップを行ってきました。プロの俳優が子ども達と一緒に、一つのテーマに基づいた劇を、数回のワークショップを通じて製作・最後にミニ発表会を行い、それを通じて、そのテーマについても体感的に学ぼう・・というプログラムです。
実際にいくつかワークショップを行っていると、その中で、教育現場からの「機会があればやってみたい」(しかし、機会やお金がない)という声を聞くようになりました。また一方、小額の費用で子ども達にそういった体験を提供できるなら協力したい、という企業さんからの声もいただきました。これらの声を「つなぐ」キッカケやツールが必要なのではないか、と感じます。
また、これらのワークショップは、俳優がその能力を使って、収入を得る、そして社会貢献できる方法の一つである、と考えます。実際に講師として参加した俳優が、生活面(収入面)だけでなく、俳優としての意識・能力の面においても、変化した、という実感を、そばで見ていて感じました。
こういったことに興味はありつつ、機会がなく知らない俳優にも、機会を与えたい。また、同様のワークショップ等の取り組みは、いろいろなところでなされているが、それをつなぐ場や機会は多くないと思います。お互いのノウハウを学び合うことで、それぞれの向上にもつなげていきたいし、このような取り組みがさらに広まって展開していくことを期待しています。
趣旨・重点テーマ
目標、なぜ今この企画の実現が必要なのか等
教育現場(ワークショップを受ける子ども達)/支援企業/実演家(ワークショップ講師)を「つなぐ」キッカケとツールをつくります。それらの出会いの場を提供し、そこにノウハウの蓄積もはかります。
近年、芸術鑑賞の予算も持たない小規模学校も増えているが、そんな子ども達に演劇に触れる機会を増やし、アートを生活に身近なものにしたいと考えています。
私達は、これらのワークショップの企画を、地方の演劇人が身を立てる方法の一つとして、捉えています。関西でも、俳優が学校へ出かける等の様々な取り組みが増えてきてはいますが、ビジネスモデルとして成り立ってはいません。
「コミュニケーション」能力の向上に、演劇の手法は必要とされてきています。そのことに、俳優自身が自覚的になることで、生活を安定させ、さらに俳優としての意識・能力の向上にもつながることを期待しています。
内容
プロジェクトの具体的な最終形態
■学校・企業・実演家をつなぐマッチングサイトの製作
●このワークショップを希望する学校
●資金提供いただく企業
●講師となる実演家
を、それぞれのフォームから登録してもらえるサイトの製作。
実際に希望が集まれば、そのコーディネートを、当NPOで行います。
※本ワークショップは、プロの俳優・演出家の指導のもと、台本を作り、最後は上演するコミュニケーション教育プログラムです。通常、3-5日のワークショップと本番という日程で行っているが、経費と時間を最小限に押さえた、学校の授業に取り入れる形のプログラムを作成。
1-2名の俳優が学校へ行って、1-2コマのワークショップを実施、ミニ発表会を行う、という、1クラス程度を対象にしたミニプログラムのワークショップを、行います。
■交流・勉強会の実施
子ども達向けにワークショップを実施する・・という取り組みは、近年、いろいろなところで盛んになってきているが、それら同士の情報共有は多くない、と感じる。それはお互いの向上や展開にとって、もったいないと感じるので、それらがつながる場を設けたい。
●企業側の声を聞く
●教育現場の声を聞く
●それぞれの活動をしている実演家同士の声を聞く
以上、3回程度の交流の場を設け、今後の有効的なワークショップ実施を考える。
これらの声や実例報告は、ウェブサイト上にも掲載し、ノウハウの蓄積をはかります。
実現までのスケジュール
最長一年を目処
08年 |
7月 | ウェブサイト製作開始 |
8月 | |
9月 | ウェブサイト仮オープン |
10月 | |
11月 | 勉強会1 |
12月 | |
09年 |
1月 | 勉強会2 |
2月 | 勉強会3 |
3月 | |
4月 | ウェブサイト本オープン |
5月 | |
6月 | |
©フリンジシアタープロジェクト
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