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パブリックコメント

投稿番号:63 企画名 アートマネジメントとエデュケーションプログラムの専門家集団の整備とその活用

応募動機・現在抱えている課題
提案する企画を通じて改善したいアートマネジメント環境の基盤など

現在のアートマネジメントは、文化庁新進芸術家海外留学制度の専攻分野で象徴されるように、美術、音楽、演劇、舞踊、映画など固定のジャンルに付随したものになってしまっている。表現の側ではそれらの枠組みに捉われない、メディアなど新しい技術を取り入れたものも多くあるが、アーティスト(個人・団体)同士の交流はあまり盛んに行われていない。開かれた出入り自由な空間において、アーティスト同士の交流と、市民の交流が自然に行われる場所と機会を提供することで、より芸術環境にアクセスしやすい基盤ができると考える。

その交流に適した場所とは既存の多目的ホールではないかもしれない。どこで芸術が存在し得るのかという場所選びから、理解のあるスポンサーの開拓、趣旨を理解し積極的な交流を望むアーティストの選択、潜在的に芸術に興味を持っている市民への教育的アプローチ、など多岐に渡る分野の人々の想いを紡ぐ領域横断的な「アートマネージャー」および「エデュケーションオフィサー」の存在が必要であると考える。個人として分野が限定されていても良いが、結果として領域横断的である空間をコーディネートする専門家集団が必要であり、また、その分野を確立することによる職業としての社会的権利を得ることが大きな課題である。

今まで個人、もしくは一団体で実践してきている先駆者や施設専属のアートマネジメント担当者への敬意も払いつつ、まだ実績のないこの団体の企画がより多くのアーティスト、担当者、市民、企業、志望者に理解と賛同を得て、より全国的、世界的に認知され、芸術環境改善を展開していくためにも、既にアートマネジメントやメセナの分野で広く認知されているTAMの推薦とサポートを強く望んでいる。

趣旨・重点テーマ
目標、なぜ今この企画の実現が必要なのか等

ジャンルに捉われない表現団体、もしくは個人を一つの空間に集めることで、多ジャンルの交流の機会を増やすこと、アーティストの表現の機会を増やすことを一つの目的としている。
また、実際に他のジャンルとの交流を求める声や、ジャンルを超えたアートマネジメント志望の声もあり、今後同じような想いと志望の者が集い、協力し、より良い環境に向けて共に作っていく基盤を創り出すことを大きな目的としている。
さらに、アーティストが教育的アプローチの経験を得る機会を増やすため、プロジェクトごとに「テーマ」を設定し、アーティストが「テーマに取り組んだ経験者」としてそれを題材に子供たちへ教える機会を得る仕組みを作ることを目指している。

この活動を積み重ね、今後、学校で有効活用できるような活動指針「エデュケーションパック」および「企画書(案)」を作成し、そのパックおよび企画書を不特定多数に発信していくことで市民がより芸術環境にアクセスしやすい仕組みを作ると考える。このケースモデルとして第1回プロジェクトを実施する。この仕組みを通し、今まで個人・団体(有志・民間・NPO・財団・行政・企業・学校)がそれぞれに活動してきたことを結集させ、アーティスト、施設、企業、市民の間に入り、より重層的かつ柔軟な芸術環境をコーディネート、プロデュースしていくことを目標としている。

この活動を経て、ジャンルごと、施設ごとに付随している担当者とは異なる形で、既存の枠組みを越えた領域横断的な「アートマネージャー」「エデュケーションオフィサー」の集団が社会の中で確立することをミッションとして掲げ、将来的には全国的、世界的にネットワークを広げ、専門家団体として人材の「マッチング」を行う活動も行うことで、志のある学生から専門家まで幅広いアートマネジメントの層のネットワークも構築していきたい。

内容
プロジェクトの具体的な最終形態

  1. プロジェクト部門 :アーティストの交流と市民の交流を推進する活動を創造し、具体的に企画・実施。
    • プロジェクトの「テーマ」決定、参加アーティストの募集/決定
    • プロジェクトの開催場所の交渉/決定・当日運営
    • 定期的なプロジェクト会議と「プロジェクトレポート」の提出を実施→TAMに掲載
    • プロジェクトレポートをまとめたものを表現者の「ポートレート」として希望者に発行
  2. エデュケーション部門 :アーティストもしくは市民がエデュケーターとなる機会を創造し、具体的に企画
      ・実施
    • 「テーマ」に沿った「エデュケーションプログラム」企画の営業・実施
    • 「テーマ」ごとの教育普及活動指針「エデュケーションパック」の作成、WEB上公開。→TAMへリンクを貼る
    • エデュケーションパックの利用にあたり必要な「企画書(案)」の作成、WEB上公開。→TAMへリンクを貼る
  3. スポンサーシップ部門 :企業や行政の助成情報を集める。かつ助成を募るとともに、スポンサーを探す。
    • ホームページ上に助成金の情報を掲載。(登録可)→TAMのリンク集のようなもの
    • ジャンルを超えた表現の交流やエデュケーションプログラムに対する助成を実施→TAMのリンク集へ※
    • 自主事業のスポンサーの獲得(エデュケーションパックへの広告を含む)
  4. マッチング部門 :企業や行政・美術館・劇場などに人材派遣もしくはマッチング(求人)支援を行う。
    • 個人情報の管理、派遣事業
    • マッチングイベントの実施(就活広場のようなもの)→TAMのイベント情報へ※
    • 芸術関連、教育関係のリンク集を整備、求人情報の更新。→TAMのキャリアバンクのリンク集版
  5. ネットワーク部門 :A&Eの活動自体をネットワークとして広げていく。
    • ホームページ、データベースの整備。
    • リンクフリー、インフォプレナー(情報の販売)やアフィリエーター(個人が広告主となり成功報酬を得るシステム)などを活用し、個人がA&Eに参加できるシステムを作る。※
    • 登録(契約)アーティスト/クリエイターの募集
    • 登録(契約)エデュケーター/ファシリテーターの募集
    • 登録(契約)アートマネージャー/エデュケーションオフィサーの募集
    • 登録(契約)文化施設の募集

注:※印については一年以内の実現未定

【第1回プロジェクト】
公演日:2009年5月30日(土)〜31日(日)
場所:施設のエントランス、公共のスペース、多目的スペース(申請中)
アーティスト:空間デザイナー、立体造形家、俳優、当団体
エデュケーションプログラム実施、エデュケーションパック作成

実現までのスケジュール
最長一年を目処

08年
7月ホームページオープン/ 登録者の公募 /アーティスト決定
8月プロジェクト会議、プロジェクトレポート(第1回)
9月プロジェクト会議 プロジェクトレポート(第2回)
10月 公演&エデュケーションパック プレスリリース
プロジェクト会議 プロジェクトレポート(第3回)
11月 プロジェクト会議 プロジェクトレポート(第4回)
エデュケーションプログラム実施(第1回)
12月 プロジェクト会議 プロジェクトレポート(第5回)
エデュケーションプログラム実施(第2回)
09年
1月 プロジェクト会議 プロジェクトレポート(第6回)
エデュケーションプログラム実施(第3回)
2月 プロジェクト会議
プロジェクトレポート(第7回)
エデュケーションパック編集
3月 エデュケーションパック公開 プロジェクトレポート(第8回)
4月 エデュケーションパックおよびパフォーマンス公演の広報の強化
プロジェクトレポート(第9回)
5月 パフォーマンス公演本番&エデュケーションパックの概要配布、販売 プロジェクトレポート(最終)
6月 「A&E事業報告」ホームページに更新、エデュケーションパック「企画書(案)」公開


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