応募動機・現在抱えている課題
提案する企画を通じて改善したいアートマネジメント環境の基盤など

自身の活動の一環として、7年程前よりアマチュア作家の脚本公開サイトを公開しています。年数を重ね、利用者にも重宝されていますが、誰でも登録・公開ができる仕様のため、公開される脚本の質が問われているのも現状です。また、掲載本数が増加するにつれ、私個人の活動でまかないきれなくもなってきております。

この状況を改善すべく、サイトの運用・改善を研究題目として、本年4月より九州大学大学院に社会人学生として入学しました。

趣旨・重点テーマ
目標、なぜ今この企画の実現が必要なのか等

• アマチュア作家の自筆脚本公開サイト（「はりこのトラの穴」URL:http://haritora.net）の再構築および機能向上をはかる。
• 単なる構築だけでなく機能向上をはかることで、作家の意識および技術向上に貢献することを目標とする。
• このサイトの改善によって、作家のモチベーションと脚本の内容と質の向上に貢献できる。

内容
プロジェクトの具体的な最終形態

• 既に運用している脚本公開サイト上で、脚本の評価システムの構築およびそのブラッシュアップを行い、的確な評価を公開作品に付与する。
• 当面の問題である情報漏洩等への対応として、暗号化通信を可能とし、個人情報の保護をはかる。
• 公開脚本に評価を与えることで、登録アマチュア作家の意識向上、作品の質の向上を目指す。

具体的手法
• 任意の評価者を登録し、複数脚本に対し個々の作品の評価を入力。
• 入力された評価を集計し、評価者個人の中での相対評価を集計。
• 評価の算定には、統計解析の専門家に依頼し、より的確な評価値を得られるよう検討する。場合によっては、前述の手法を見直す。

結果は随時、当該サイトに掲載する。

実現までのスケジュール
最長一年を目処