投稿番号:13
企画名
主催者(利用者)目線による「親切な文化ホール利用案内」実例 見本作成
応募動機・現在抱えている課題
提案する企画を通じて改善したいアートマネジメント環境の基盤など
全国の文化ホールに、利用者(主催者)の立場(目線)に立った「親切なご利用案内」を普及させたい。
現在文化ホールが利用者(主催者)にお渡しする「利用案内」は大多数のホールでは、禁止事項(○○するべからず)中心の管理(供給者)発想の物が多く、その結果、1)施設とのコミュニケーション不足による現場トラブル発生原因、2)主催者が安心して事業計画を立てる妨げ、3)事業連携時の施設保有情報アンバランス、4)利用者支援サービス(相談・集客・人材育成・事業支援)不十分等様々な問題が常態化している。
趣旨・重点テーマ
目標、なぜ今この企画の実現が必要なのか等
「聞かないと答えない文化ホールから、事前に情報を全部お渡しする親切な文化ホールへ」—ホールを貸すから借りていただくという意識を形で表す—指定管理者制度が導入され、文化ホール指定管理者が交替する可能性が生じている。誰が管理者になっても、ホール利用者(主催者)に同じサービスを提供する社会基盤システムとして作成する。
内容
プロジェクトの具体的な最終形態
実例見本の内容
1 施設情報
- 手続き (抽選方法・申込記入例・支払い・許可・キャンセル・変更)
- 料金表 (会場使用・備品・人件費・料金には何が含まれるかの説明)
- 施設機能(舞台図(平面・吊物・立面)・受付・楽屋・ロビー等仕様)
- 交通案内(公共交通・車・搬入・周辺駐車場)
- 保有備品(種類・数量・仕様・使い方・持込例)
- 打合せ (事前渡し資料・同様事例参照・IT及びデータ活用)
2 主催者への情報
- 広報集客(パブリシティーリスト提供、実例紹介、印刷、チケット配券、連携策)
- 関係者名(施設・業者・関係先一覧表)
- 情報提供(人材育成・地元舞台芸術団体・まち・スペース使用・官公庁)
- 相談(事業開催・支援・ケータリング・IT活用・ボランティア・国際)
- 経費(地元関係料金表・公演経費例・協賛・助成情報・人材派遣)
成果掲載方法
1 完成データを、ネット TAMのホームページ上にUPし、誰でもダウンロード可能にする。
実例見本活用方法及びレベル向上策
1 主催者(利用者)が、ホールに対して確認する共通基礎資料とする。
2 今後も内容の充実とレベルアップを図るため、情報をオープンにすると共に、文化ホール以外の公の施設への活用を期待している。
実現までのスケジュール
最長一年を目処
08年 |
7月 |
関連協会、協議会へ協力依頼 |
8月 |
(1) 研究会立ち上げ (近隣ホール関係者若干名、必要に応じて追加) |
9月 |
全国告知し、アンケート・ヒヤリング・参考事例・資料入手 |
10月 |
(2) たたき台作成 (項目、内容、スタイル) |
12月 |
(3) 取りまとめ (様式確定、活用方針) |
09年 |
1月 |
活用方法調整(試行ホール調整・テスト) |
2月 |
(4) 基本案完成 データ入力開始 |
3月 |
関係者調整 |
4月 |
(5) 完成 ネットTAMのHPにUP |
5月
6月
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以降開催の関係学会で発表予定
( )数字は研究会開催数
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