TAMスタジオ2024 連続ゼミナール
ネットTAMでは、コロナ禍をきっかけにアートと社会の関係性を新たに見つめ直し、次代のアートマネジメントについて考える場を創出する試みをしてきました。2020年はオンラインによるトークイベントとミーティングを開催し、2021年では学びの場を求め、アートマネジメントの現場にかかわる人たちがリアルに集いました。そして2022年では、さらにつながる場を求め、実践者が集い悩みごとを共有しながら「みんなが抱える"もやもや"に向き合う」をコンセプトに TAMスタジオを開催。トークセッションを軸とした、人・モノの関係性の再構築を試みる通年のプログラムです。
2024年もTAMスタジオを開催します。2023年に引き続き、次代のアートマネジメントのつながり方をさらに開拓するため、参加対象者をアートマネジメントに興味関心のある学生に絞り込み、 アートマネジメントの領域にこれから一歩を踏み出すきっかけづくりとなるような学びの場を創出します。
ファシリテーターに2023年度同様、 野田智子さん[アートマネージャー/Twelve Inc. 取締役]をお迎えし、物事や人をつなぐ牽引役として、参加者に伴走しながらTAMスタジオに参画していただきます。アートマネジメントの実践者をゲストにお迎えするトークセッションをプログラムのメインとし、今回は2カ所のアート現場視察をプログラムに追加。オンラインとリアルの交流により参加者同士の関係性の構築を促進しながら、さまざまなつながりをつくる実践をおこないます。
ネットTAMは、TAMスタジオの試みを通して、人・モノのつながりをリアルとオンラインによってさらに広げ、次代のアートマネジメントの多角的なプラットフォームをめざします。
皆さまからのご応募をお待ちしています!
開催概要
2024年 |
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8月20日(火) オンライン開催 |
20:00 - 22:00ミーティング(第1回) |
8月27日(火) トヨタ自動車株式会社 東京本社 |
13:00-15:00第1回トークセッション「復興するまちで人びとの暮らしをつなぐ」 15:00-18:00ミーティング(第2回) |
9月10日(火)PARADISE AIR(千葉県松戸市) |
15:00-17:00アートの現場視察(1) PARADISE AIR |
11月6日(水)オンライン開催 |
20:00-22:00ミーティング(第3回) |
12月14日(土)アートサイト名古屋城(愛知県名古屋市) |
午後~アートの現場視察(2)アートサイト名古屋城 |
2025年 |
2月14日(金)トヨタ自動車株式会社 東京本社 |
13:00-15:00第2回トークセッション「表現とともに社会をほぐす」 15:00-18:00ミーティング(第4回) |
3月6日(木)オンライン開催 |
20:00-22:00全体を通してのまとめ・振り返り |
参加費:4,000円(税込・視察参加費込)
※交通費・宿泊費は自己負担となります
募集人数:20名程度
※応募者多数の場合は人数に上限を設けさせていただく場合があります。
TAMスタジオ2024 ファシリテーター:
野田智子さん [アートマネージャー/Twelve Inc.取締役]
第1回トークセッションゲスト:
林 曉甫さん [NPO法人インビジブル 理事長/マネージング・ディレクター]
第2回トークセッションゲスト:
奥山理子さん [みずのき美術館キュレーター、SW/ACディレクター]
募集要項
対象:アートマネジメントに興味のある専門学校生、大学生、大学院生 ※専攻は問いません
参加条件:
- 基本的に全プログラム参加できる方
- 申込フォームにある次の2つの質問に回答した方
(1)参加しようと思った理由を教えてください。
(2)なぜアートに興味があるのか教えてください。
申込締切: 2024年6月30日(日) 2024年7月8日(月)
定員まで若干ですが空きがあるため、締め切りを7月8日(月)まで延長します。
参加のご案内:
7月中旬ころ、メールでご連絡します。
応募に関するご質問:
TAMスタジオの応募に関してご質問がある場合はメールでお問合せください。
メール:
ゲストプロフィール
野田智子[アートマネージャー/Twelve Inc.取締役]
1983年岐阜県生まれ、京都府在住。2020年よりアートマネジメントとメディアプロデュースを軸にしたアーツプロダクション「Twelve Inc.」を設立し、生活と地続きでアートの環境創造とアーティストとの協働を行う。アーティストコレクティヴ「Nadegata Instant Party」メンバー。これまで現代美術作品の販売、国際美術展の広報等を経験したのち、2013年〜2019年アートマネジメントを専門とした個人事務所「一本木プロダクション」を主宰。2015年〜2017年Minatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]共同ディレクター。2018年〜2019年「あいちトリエンナーレ2019」ラーニングセクションマネジメント、2021年〜国際芸術祭「あいち」ラーニングコーディネーター。2023年より名古屋城を舞台にしたアートプロジェクト「アートサイト名古屋城」のプロデューサーをつとめる。2020年〜関西学院大学非常勤講師。
林 曉甫[NPO法人インビジブル 理事長/マネージング・ディレクター]
1984年東京都生まれ。立命館アジア太平洋大学卒業。在学中よりNPO法人BEPPU PROJECTの活動に携わり、公共空間や商業施設などでアートプロジェクトの企画運営を担当。2013年に退職し、2015年にNPO法人インビジブルを設立。別府現代芸術フェスティバル2012「混浴温泉世界」事務局長(別府、2012)、鳥取藝住祭総合ディレクター(鳥取、2014, 2015)、Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 キュレーター(横須賀、2019)、MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館 キュレーター(奈良、2020)、女子美術大学非常勤講師(東京、2017〜2022)
奥山 理子[みずのき美術館キュレーター、SW/ACディレクター]
京都府京都市出身。母が、絵画活動で注目された社会福祉法人松花苑みずのきの施設長に就任したことに伴い、12歳より休日をみずのきで過ごす。2007年以降の同法人主催のアートプロジェクトや、農園活動にボランティアで従事した後、2012年、みずのき美術館の立ち上げに携わり、以降企画運営を担う。2万点を越える所蔵作品のアーカイブ、アール・ブリュットの考察、社会的支援を必要とする人たちとのアートプロジェクトなど、企画は多岐に渡る。アーツカウンシル東京「TURN」コーディネーター(2015-2018)、東京藝術大学特任研究員(2018)を経て、2019年より、HAPSの「文化芸術による共生社会実現に向けた基盤づくり事業」に参画し、2020年、相談事業「Social Work / Art Conference(SW/AC)」ディレクターに就任。東京藝術大学Diversity on the Arts Project非常勤講師。京都芸術大学大学院文化デザイン・芸術教育領域非常勤講師。
京都市芸術新人賞受賞(2024)。
※敬称略
TAMスタジオ2023アーカイブ
TAMスタジオ2023に参加された方々の感想や実施の様子をご紹介しています。ぜひご覧ください。
参加者(スタジオメイト)の声
- 第1回トークセッションレポート
「アートマネジメントを志す心構え」 - 第2回トークセッション
「生活と地続きに展開するアートマネジメント」
トークセッション
- 第1回:ゲスト 戸舘正史さん [文化政策、アートマネジメント]
「アートマネジメントを志す心構え」 - 第2回:ゲスト 堀切春水さん [NPO法人BEPPU PROJECTプロジェクトマネージャー]
前編/ 後編
TAMスタジオ2023まとめ
- ファシリテーター 野田智子さん
「 出会うことからはじまる TAMスタジオ2023 連続ゼミナール 「ここからはじめるアートマネジメント」を終えて」