TAMスタジオ2023 連続ゼミナール
ネットTAMでは、コロナ禍をきっかけにアートと社会の関係性を新たに見つめ直し、次代のアートマネジメントについて考える場を創出する試みをしてきました。2020年はオンラインによるトークイベントとミーティングを開催し、2021年では学びの場を求め、アートマネジメントの現場にかかわる人たちがリアルに集いました。そして2022年では、さらにつながる場を求め、実践者が集い悩みごとを共有しながら「みんなが抱える"もやもや"に向き合う」をコンセプトにTAMスタジオを開催。トークセッションを軸とした、人・モノの関係性の再構築を試みる通年のプログラムです。
2023年も引き続き、TAMスタジオの第2弾を開催します。次代のアートマネジメントのつながり方をさらに開拓するため、参加対象者をアートマネジメントに興味関心のある学生に絞り込み、アートマネジメントの領域にこれから一歩を踏み出すきっかけづくりとなるような学びの場を創出します。
今回、ファシリテーターには、野田智子さん[アートマネージャー/Twelve Inc. 取締役]をお迎えします。物事や人をつなぐ牽引役として、参加者に伴走しながらTAMスタジオに参画していただきます。アートマネジメントの実践者をゲストにお迎えするトークセッションをプログラムのメインとし、その前後でオンラインゼミナールを開催。参加者同士の関係性の構築を促進しながら、さまざまなつながりをつくる実践をおこないます。
ネットTAMは、TAMスタジオの試みを通して、人・モノのつながりをリアルとオンラインによってさらに広げ、次代のアートマネジメントの多角的なプラットフォームをめざします。
皆さまからのご応募をお待ちしています!
開催概要
2023年 |
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8月1日(火)オンライン開催 |
20:00 - 21:30 ミーティング(第1回) |
9月1日(金)オンライン開催 |
20:00 - 21:30 ミーティング(第2回) |
9月7日(木)トヨタ自動車株式会社 東京本社 |
13:00-15:00 第1回トークセッション「アートマネジメントを志す心構え」 15:30-18:00 ミーティング(第3回) |
9月〜11月 |
アートの現場視察(任意・自主参加)※後日ご案内 |
2024年 |
2月13日(火)オンライン開催 |
20:00-21:30 ミーティング(第4回) |
2月22日(木)トヨタ自動車株式会社 東京本社 |
13:00-15:00 第2回トークセッション「生活と地続きに展開するアートマネジメント」 15:30-18:00 ミーティング(第5回) |
3月8日(金)オンライン開催 |
20:00-21:30 ミーティング(第6回) |
参加費:4,000円(税込/交通費&宿泊費は自己負担となります)
募集人数:20名程度
TAMスタジオ2023 ファシリテーター:
野田智子さん[アートマネージャー/Twelve Inc.取締役]
第1回トークセッション ゲスト:
戸舘正史さん[文化政策、アートマネジメント]
第2回トークセッション ゲスト:
堀切春水さん[NPO法人BEPPU PROJECT プロジェクト マネージャー]
募集要項
対象:アートマネジメントに興味のある専門学校生、大学生、大学院生 ※専攻は問いません
参加条件:
- 基本的に全プログラム参加できる方
-
申込フォームにある次の2つの質問に回答した方
(1)参加しようと思った理由を教えてください。
(2)なぜアートに興味があるのか教えてください。
申込締切:
2023年6月25日(日)
参加のご案内:
7月上旬ころ、メールでご連絡します。
応募に関するご質問:
TAMスタジオの応募に関してご質問がある場合はメールでお問合せください。
メール:
ゲストプロフィール
野田智子[アートマネージャー/Twelve Inc.取締役]
1983年岐阜県生まれ、京都府在住。2020年よりアートマネジメントとメディアプロデュースを軸にしたアーツプロダクション「Twelve Inc.」を設立し、生活と地続きでアートの環境創造とアーティストとの協働を行う。アーティストコレクティヴ「Nadegata Instant Party」メンバー。これまで現代美術作品の販売、国際美術展の広報等を経験したのち、2013年-2019年アートマネジメントを専門とした個人事務所「一本木プロダクション」主宰。2015年-2017年Minatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]共同ディレクター。2018年-2019年「あいちトリエンナーレ2019」ラーニングセクションマネジメント、2021-2022年国際芸術祭「あいち2022」ラーニングコーディネーター。2020年より関西学院大学にて非常勤講師。
戸舘正史[文化政策、アートマネジメント]
専門は文化政策、アートマネジメント。公共ホール、美術館、中間支援機関などでの勤務を経て2018年から2023年3月まで愛媛大学社会共創学部寄附講座「松山ブンカ・ラボ」のディレクターを務める。自治体の文化芸術振興、文化政策に携わる。主に市民主体による自治的な文化活動を展開させていくための制度設計、環境づくりやコーディネート、ワークショップのファシリテーションなどを手掛ける。東京都港区文化芸術ホール参与、港区文化芸術活動サポート事業調査員、小金井市芸術文化振興計画推進委員会委員長、都民芸術フェスティバル(音楽部門)外部評価員などを務める。日本文化政策学会会員。共著に『芸術と環境』(論創社、2012)など。
堀切春水[NPO法人BEPPU PROJECT プロジェクト マネージャー]
1984年福岡生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程美術史学専攻修了。国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2013」アシスタント・ディレクターを経て、2014年山梨甲府市に移住し、フリーランスとして県内外でアーティストマネジメントやアートプロジェクトの企画運営を行う。2020年より現職。現職では、「下平千夏:『孵化過程』の先へ」(2020年)、「廣川玉枝 in BEPPU」(2021年)のほか、別府市創造交流発信拠点「TRANSIT」(2022年~)の立ち上げ等を担当。
※敬称略