ネットTAM

田村かのこさんビデオメッセージ

2022年7月11日から開催されるTAM スタジオに向けて、ファシリテーターである田村かのこさん(アートトランスレーター)よりメッセージをいただきました。

(TAMスタジオ開催概要はこちら:https://www.nettam.jp/studio/tam-studio/

テキスト

こんにちは、アートトランスレーターの田村かのこです。

このたび7月からスタートする新企画「TAMスタジオ 次代のアートマネジメントのつながり方」で、ファシリテーターを務めることになりました。

この企画はアートマネジメントに携わる皆さんが、お互いの知見や課題を共有し、横のつながりを強化して、今後の活動に生かしてもらえるようにと企画されたもので、私もプログラムの設計段階からともに、今どんな場が必要とされているかを考えてきました。

去年開催された「TAMスクール」では、ロールモデルや先例のない現場で孤独に闘っているという参加者から、継続的に悩みを相談しあったり情報共有をしたりできるような仲間が欲しいという声が多く上がりました。そこで今回は、より時間をかけて課題に向き合えるよう、全7回のミーティングを設けています。

プログラムを通してゲストを2人お迎えする予定ですが、前後のミーティングでは勉強会を行い、話を一方的に聞くだけでなく準備や振り返りをきちんとして、実質的にも気持ち的にも、みなさんの活動の糧になるような対話の場をつくりたいと思っています。

アートマネジメントは、現場の数だけ、人の数だけ多様に存在していますから、正解がないのが難しいですが、だからこそ、対話を重ねることによって、友達とも同僚とも違う、でも志や悩みは共有できる拠り所のような場になればと思っています。

年齢や経験年数は問いませんので、「私はこれからどうしていけばいいんだろう」とか、「違う環境にいる人たちと意見を交換してみたいなぁ」など、迷っている方はぜひお気軽にご応募いただければと思います。

皆さんとさまざまなお話ができることを楽しみにしています!

2022年度 目次

TAMスタジオ2022開催
次代のアートマネジメントのつながり方
田村かのこさんビデオメッセージ
第1回トークセッションレポート
ゲスト:相馬千秋 [NPO法人芸術公社・代表理事/アートプロデューサー]
ファシリテーター:
田村かのこ[アートトランスレーター]
地域とアートの交点
アートと地域の交点を地域側から考える
芸術祭
【エリアレポート概要】
文化芸術の地域特性への考察
―石川県、広島県、東京都を事例として―
芸術祭
【金沢エリアレポート】
巡りゆくまち
― 故きを温ね新しきを知る ―
芸術祭
【東京エリアレポート】
企業と行政、大学が織りなすエリアの隆盛
― 渋谷芸術祭を事例として ―
マッピング
アートのお仕事図鑑2.0を作ろう
─アートを作る組織・人々のリサーチ─
Vol.1
「TAMスタジオ 次代のアートマネジメントのつながり方」が目指すもの
──中間報告に代えて
第2回トークセッションレポート
ゲスト:森隆一郎 [アーツカウンシルさいたまプログラムディレクター/合同会社渚と 代表社員]
ファシリテーター:
田村かのこ[アートトランスレーター]
TAMスタジオ参加メンバーへの15の質問
Art Management Paper for TAM
「アートマネジメント」の技術を国内外の高等教育機関カリキュラム比較から考える。
第1回
地域とアートの交点
Q1.「ヨーロッパで活動する作家から見た京都・日本にはどのような魅力があるか?」
対話篇:東野雄樹氏(アーティスト、批評家)
マッピング
アートのお仕事図鑑2.1
─アートなMAP─
Art Management Paper for TAM
「アートマネジメント」の技術を国内外の高等教育機関カリキュラム比較から考える。
第2回
地域とアートの交点
Q2. 地域の活動を支援してきたスポンサーは何を期待するのか?
対話篇:根本ささ奈氏(アサヒグループホールディングス株式会社 コーポレート・コミュニケーション 広報部門)
Art Management Paper for TAM
「アートマネジメント」の技術を国内外の高等教育機関カリキュラム比較から考える。
第3回
地域とアートの交点
Q3. 地域を新しい角度で見るプロジェクトを通して醸成されるものとは?
対話篇:曽我高明氏
Art Management Paper for TAM
「アートマネジメント」の技術を国内外の高等教育機関カリキュラム比較から考える。
第4回
もやもやが消えることはないけれど...
──SETENV(セットエンヴ)入江拓也さんインタビュー
「TAMスタジオ 次代のアートマネジメントのつながり方」を終えて
── 一人だけど、一人でない場所
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