トヨタ・アートマネジメントの関連資料等をPDF化しました。いつの時代にも共通するトピックスや課題点について、まとめてお読みいただけます。日頃の実務に、学業に、ぜひお役立てください。
なお、これらはすべて(公社)企業メセナ協議会のライブラリにて、原本を閲覧いただけます。
※編著者・発行元は刊行当時の名称です。
トヨタ・アートマネジメント講座(TAM)
TAMは、アートを通して地域社会を活性化する「地域のアートマネージャー」を各地で育成し、行政・文化機関・地域など、さまざまなレベルで地元密着型のアートマネジメントが盛んになることを目的に、1996年から2004年まで全国32地域で53回開催し、のべ1万名に参加いただきました。振り返れば、現在各地で活躍するアートNPOの萌芽がここには多数あり、TAM各回の議論はいまだ色あせません。ここでは、計11冊刊行された報告書・会議録(出版物一覧)のうち、TAM運営委員会編の5冊をPDF化し公開します。
※下記以外の報告書、会議書は「TAM出版物一覧」に目次を掲載しております。
トヨタ・エイブルアート・フォーラム
トヨタ・エイブルアート・フォーラムは、「障がいのある人たちの芸術活動に対する理解促進」と「豊かな創造活動のための環境づくりと人づくり」を目的に、1996年から2003年まで、全国34地域で計63回開催し、福祉関係者、美術関係者、教育関係者、障がいのある方の家族、学生、地方自治体関係者など、のべ約7700名に参加いただきました。トヨタ+エイブル・アート・ジャパン+各地実行委員会の3者が一体となって運営にあたり、各地域で3年のプログラムを実施。各地の実行委員会はその後アートNPO等へと発展し、現在もこの領域を牽引しています。本冊子は、7年間の締めくくりとして実施した総合セッションの会議録です。貴重な議論が凝縮しています。
トヨタ芸術環境KAIZENプロジェクト
アート現場の抱える課題を“見える化”し、解決策(仕組みづくり)を考える時間と実現までの取り組みをサポートする公募助成プログラム「トヨタ芸術環境KAIZENプロジェクト」を2008年に実施しました。全国から約80件もの多彩なアイディアが寄せられ、公開プレゼンテーション大会で選ばれた3件のKAIEN案が、仕組みづくりに挑戦しました。ここでは、成果物がPDF化された2つのKAIZEN策を掲載します。
『芸術団体のためのファンドレイジング・ハンドブック
~ 個人サポーター獲得を目指して ~』
発行: |
芸術団体のためのファンドレイジング・アクション・コミティー (FACA:Fundraising Action Committee for the Arts)
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発行年: |
2009
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市民セクターが急速に発達・拡大する一方、多くの芸術文化団体は、脆弱な経営基盤から抜け出せていません。
公的助成金や企業支援だけに依存しすぎることはリスクも高く、今後は従来型の資金繰りはますます厳しくなると予測されます。
こうした芸術団体の財政体質を改善するために、FACAは、日本ではまだあまり手が付けられてない「個人支援開拓」をその有効な財政体質改善策として提案。「これから本格的に個人支援開拓に取り組みたいと思っている団体」を対象に、ファンドレイジングの概論、基礎実務とそのポイント、支援者獲得のためのコミュニケーションプロセスを、ハンドブックにまとめました。
「多くの日本の芸術団体にとって、新たな安定財源を獲得する道標となることを願っております」(FACA)。
ハンドブックのご感想や、実際に使ってみてのご意見などを下記アドレスまでぜひお寄せください。今後のFACAの活動の参考とさせていただきます。
(FACA)
※無断転載・引用はご遠慮ください。
「ITを活用した、アートマネジメントセミナー等のネット配信」マニュアル
「ITを活用した、アートマネジメントセミナー等のネット配信 (通称:ネットセミナー)」は、舞台芸術環境の地域間格差の緩和を重点テーマとして企画いたしました。
現在、アートマネジメント関連の各種セミナーは、アートマネージャーの多くが所在する首都圏で多く開催されています。今後、地域分権へと移行するにあたり、舞台芸 術環境の地域間格差を緩和するためにも地域において優秀なアートマネージャーを育成していくシステムが必要とされています。
そこで、アートマネンジメント関連のセミナーを他都市へインターネットのライブ中継でネット配信する企画を提案いたしました。
この企画がトヨタ芸術環境KAIZENプロジェクトに採択され、2008年11月に東京でおこなわれたアートマネジメント向けのセミナーを、実際に国内5地域へネット配信しました。
この企画の実現の結果、セミナーのネット配信についてのマニュアルを作成いたしました。
音声・映像の質についてまだ向上の努力の余地はありますが、このネット配信は、できるだけ小さなコストで、他都市などより多くの表現者・アートマネージャーへ発信 するツールとして利用できます。
当マニュアルを、セミナーのインターネット配信をお考えの方にご活用いただけましたら幸いです(FPAP)。
マニュアルを実際に使ってみてのご意見・ご感想などを下記アドレスまでぜひお寄せください。
今後の活動の参考とさせていただきます。
(NPO法人FPAP)