ネットTAM

トヨタ・アートマネジメントの関連資料等をPDF化しました。いつの時代にも共通するトピックスや課題点について、まとめてお読みいただけます。日頃の実務に、学業に、ぜひお役立てください。
なお、これらはすべて(公社)企業メセナ協議会のライブラリにて、原本を閲覧いただけます。

※編著者・発行元は刊行当時の名称です。

トヨタ・アートマネジメント講座(TAM)

TAMは、アートを通して地域社会を活性化する「地域のアートマネージャー」を各地で育成し、行政・文化機関・地域など、さまざまなレベルで地元密着型のアートマネジメントが盛んになることを目的に、1996年から2004年まで全国32地域で53回開催し、のべ1万名に参加いただきました。振り返れば、現在各地で活躍するアートNPOの萌芽がここには多数あり、TAM各回の議論はいまだ色あせません。ここでは、計11冊刊行された報告書・会議録(出版物一覧)のうち、TAM運営委員会編の5冊をPDF化し公開します。

※下記以外の報告書、会議書は「TAM出版物一覧」に目次を掲載しております。

『これでいいのか? アートマネジメント!+次世代からのマニフェスト~TAMスピーチ大会―名古屋大会2003・東京会議2004会議録』

発行: TAM運営委員会編・トヨタ自動車広報部社会文化広報室発行
発行年: 2005
  • TAMの取り組みと今後の展望(トヨタ自動車株式会社)
  • 名古屋大会2003「これでいいのか?アートマネジメント!」
    • 分科会1 [美術] TAMを体験した地域と現場--美術編
    • 分科会2 [音楽] 日本のコンサートシーンが元気になるために
      ~アートマネジメントの担う役割
    • 分科会3 [演劇] 現場からの逆襲
    • 分科会4 [総合] <市民のための文化施設>って?
      ~芸術拠点と地域社会の近未来的関係構築
    • 合同セッション これでいいのか?アートマネジメント!
  • 東京会議2004「次世代からのマニフェスト--TAMスピーチ大会」
    • 開会挨拶
    • 第1部 TAMディレクター総まとめスピーチ
      --続・これでいいのか?アートマネジメント!--
    • 第2部 これからの日本社会とアートについて、私の主張
      「5人のスピーカーによる〈私の主張〉」
      「次世代のアートマネジメントに向けて〜審査員討論」
    • 表彰式
    • 閉会挨拶
  • トヨタ・アートマネジメント講座(TAM)開催講座一覧

[vol.50. 講座詳細ページ]
[vol.53. 講座詳細ページ]

『トヨタ・アートマネジメント講座の軌跡 1996-2004』

発行: TAM運営委員会編・トヨタ自動車広報部社会文化広報室発行
発行年: 2004
  • 主催者あいさつ(トヨタ自動車株式会社)
  • トヨタ・アートマネジメント講座に寄せて
    (TAM運営委員会事務局 [社]企業メセナ協議会)
  • TAM運営委員会・ディレクターからのメッセージ
  • トヨタ・アートマネジメント講座(TAM)~主旨と開催方法
  • 開催セッション一覧
  • TAMを開催して(地域コーディネーターコメント)
  • 1996年度 Vol.1−4
  • 1997年度 Vol.5−13
  • 1998年度 Vol.14−21
  • 1999年度 Vol.22−28
  • 2000年度 Vol.29−35
  • 2001年度 Vol.36−42
  • 2002年度 Vol.43−49
  • 2003年度 Vol.50−53

『アートマネジメント教育−現場が求める人材とは―東京会議 '02 会議録』

発行: TAM運営委員会編・トヨタ自動車広報部社会文化室発行
発行年: 2003
  1. 対論「現場vs.教育 連続5セッション」
    • セッション1:演劇
    • セッション2:美術
    • セッション3:音楽
    • セッション4:文化政策
    • セッション5:企業メセナ
  2. 円卓会議「教育と現場に架かる橋、インターンシステムを考える」

  3. 報告「アートマネージャーに関する人材バンクの共同研究について」

『アートマネジメントの魅力―名古屋大会2000 会議録』

発行: TAM運営委員会編・トヨタ自動車広報部社会文化室発行
発行年: 2003
  • ごあいさつ
  • トヨタ・アートマネジメント講座これまでの開催一覧
  • 合同セッション1.リレートーク
  • 合同セッション2.フォーラム
  • 合同セッション3.Q&A
  • 合同セッション4.フォーラム
  • TAMリポート
  • シンポジウム
  • 分科会1 演劇編
  • 分科会2 音楽編
  • 分科会3 美術編
  • 名古屋・芸術交流広場

『アートマネジメントの力―東京会議 '98 会議録』

発行: TAM運営委員会編・トヨタ自動車広報部社会文化室発行
発行年: 1999
  • 「ハード」から「ソフト」へ
    --芸術創造活動の充実による地域文化のさらなる活性化に向け
    (トヨタ自動車株式会社)
  • アートマネジメントの熱帯
    --音楽・美術・舞台芸術クロストークを終えて
    (TAM運営委員会ディレクター 事務局 熊倉純子)
  • トヨタ・アートマネジメント講座(TAM)~主旨と開催方法
  • 分科会1 「参加型アート」のゆくえ
    --「市民参加」と「アート」の違いを明らかにする
  • 分科会2 今、もとめられる観客創造とは
    --オーディエンスとの新たな出会い
  • 分科会3 社会の扉を開くには
    --メセナ・ボランティア・NPO・・・
  • 全体会議
    アートマネジメントの力 --才能を探せ!

トヨタ・エイブルアート・フォーラム

トヨタ・エイブルアート・フォーラムは、「障がいのある人たちの芸術活動に対する理解促進」と「豊かな創造活動のための環境づくりと人づくり」を目的に、1996年から2003年まで、全国34地域で計63回開催し、福祉関係者、美術関係者、教育関係者、障がいのある方の家族、学生、地方自治体関係者など、のべ約7700名に参加いただきました。トヨタ+エイブル・アート・ジャパン+各地実行委員会の3者が一体となって運営にあたり、各地域で3年のプログラムを実施。各地の実行委員会はその後アートNPO等へと発展し、現在もこの領域を牽引しています。本冊子は、7年間の締めくくりとして実施した総合セッションの会議録です。貴重な議論が凝縮しています。

『アートは社会の未来への投資: 新しい価値の創造にむけて・市民社会と企業のコラボレーション ―トヨタ・エイブルアート・フォーラム総合セッション講演録』

発行: トヨタ自動車株式会社、エイブル・アート・ジャパン
発行年: 2003
  • ごあいさつ
  • 第1部 リレートーク「エイブル・アート・ムーブメントで何が起こったか」
    • 浜松・知的障害者クリエイティブサポートレッツ「障害のある子どもたちの可能性を拓くために」久保田 翠
    • 栃木・もうひとつの美術館「障害のある人と社会を結ぶ美術館をめざして」梶原紀子
    • 網走・アートキューブ「オホーツクでの障害者アートの土壌づくりとして」宮田美光
    • 岡山・ハート・アート・おかやま「インディペンデントワークショップから地域に根ざしたアートセンターへ」田野智子
    • 東京・子どもとアート研究会「アートの本質を児童たちと一緒に楽しむ」井ノ口和子
    • 宮崎・アートステーションどんこや「人が生きいき生活していくヒントをアートを通して伝えたい」高橋夏樹
  • 第2部 講演「エイブル・アート・ムーブメントを考える」
    • アートの視点から「参加するアート<エイブル・アート>のなかから」長田謙一
    • 社会学の視点から「市民社会とアート」栗原 彬
    • 行政の視点から「文化行政とエイブル・アート」上西利二郎
    • 文化政策の視点から「地域文化の創造」西尾真治
  • 第3部 トータル・ディスカッション「新しい知と、新しい美を語る」
    田野智子+上西利二郎+栗原 彬+西尾真治+長田謙一+播磨靖夫

  • トヨタ・エイブルアート・フォーラムの概要と軌跡

トヨタ芸術環境KAIZENプロジェクト

アート現場の抱える課題を“見える化”し、解決策(仕組みづくり)を考える時間と実現までの取り組みをサポートする公募助成プログラム「トヨタ芸術環境KAIZENプロジェクト」を2008年に実施しました。全国から約80件もの多彩なアイディアが寄せられ、公開プレゼンテーション大会で選ばれた3件のKAIEN案が、仕組みづくりに挑戦しました。ここでは、成果物がPDF化された2つのKAIZEN策を掲載します。

『芸術団体のためのファンドレイジング・ハンドブック ~ 個人サポーター獲得を目指して ~』

発行: 芸術団体のためのファンドレイジング・アクション・コミティー (FACA:Fundraising Action Committee for the Arts)
発行年: 2009

市民セクターが急速に発達・拡大する一方、多くの芸術文化団体は、脆弱な経営基盤から抜け出せていません。

公的助成金や企業支援だけに依存しすぎることはリスクも高く、今後は従来型の資金繰りはますます厳しくなると予測されます。

こうした芸術団体の財政体質を改善するために、FACAは、日本ではまだあまり手が付けられてない「個人支援開拓」をその有効な財政体質改善策として提案。「これから本格的に個人支援開拓に取り組みたいと思っている団体」を対象に、ファンドレイジングの概論、基礎実務とそのポイント、支援者獲得のためのコミュニケーションプロセスを、ハンドブックにまとめました。

「多くの日本の芸術団体にとって、新たな安定財源を獲得する道標となることを願っております」(FACA)。

ハンドブックのご感想や、実際に使ってみてのご意見などを下記アドレスまでぜひお寄せください。今後のFACAの活動の参考とさせていただきます。
(FACA)

※無断転載・引用はご遠慮ください。

「ITを活用した、アートマネジメントセミナー等のネット配信」マニュアル

発行: NPO法人FPAP
発行年: 2009

「ITを活用した、アートマネジメントセミナー等のネット配信 (通称:ネットセミナー)」は、舞台芸術環境の地域間格差の緩和を重点テーマとして企画いたしました。
現在、アートマネジメント関連の各種セミナーは、アートマネージャーの多くが所在する首都圏で多く開催されています。今後、地域分権へと移行するにあたり、舞台芸 術環境の地域間格差を緩和するためにも地域において優秀なアートマネージャーを育成していくシステムが必要とされています。

そこで、アートマネンジメント関連のセミナーを他都市へインターネットのライブ中継でネット配信する企画を提案いたしました。
この企画がトヨタ芸術環境KAIZENプロジェクトに採択され、2008年11月に東京でおこなわれたアートマネジメント向けのセミナーを、実際に国内5地域へネット配信しました。

この企画の実現の結果、セミナーのネット配信についてのマニュアルを作成いたしました。
音声・映像の質についてまだ向上の努力の余地はありますが、このネット配信は、できるだけ小さなコストで、他都市などより多くの表現者・アートマネージャーへ発信 するツールとして利用できます。

当マニュアルを、セミナーのインターネット配信をお考えの方にご活用いただけましたら幸いです(FPAP)。

マニュアルを実際に使ってみてのご意見・ご感想などを下記アドレスまでぜひお寄せください。
今後の活動の参考とさせていただきます。
(NPO法人FPAP)