アーティストによるアーティストのための芸術支援システム
現代美術アーティストを取り巻く環境は、日本ではまだまだ厳しい現状にあります。たとえ世界を舞台に活躍するアーティストでも、アートで生計をたてていける人はごく一部。社会的支援やマーケットの育成など、国や市民レベルの意識を高める必要性はよく指摘されるところです。しかし、こうした現状に疑問を持ち、自分たちの手で変えていこうと自ら活動を始めたアーティストたちがいます。実験的な会員制の機材レンタルシステムを運用しながら、アーティストによる新しい芸術文化支援を試みるARTISTS' GUILD(アーティスツ・ギルド)は、メンバー全員が映像を扱う現代アーティスト。立ち上げメンバーであり、その運営を担う森弘治さん、小泉明郎さん、須田真実さん(いずれもARTISTS' GUILD 共同代表)に、彼らが試みる新しい循環のシステムと、今後の目標と課題をうかがいました。
アーティストの問題意識から出発したARTISTS' GUILD
ARTISTS' GUILD(以下AG)が始まった経緯を教えてください。
森:もともとは普段僕たちが作家活動をしている中で感じる疑問や問題点から出発しています。特に僕たちの場合、映像を使って発表しているので、現代美術の中でも少し特殊な状況がありました。
まず制作の現場では、世の中がデジタル化するに伴い機材の入れ替わりが早くて、それに追いくのがとてもたいへんになっていました。制作費がすごくかさんで、しかもその労働の対価としてのアーティストフィーという考え方はほとんどなく、たいていの場合は制作費の予算の中にすべて組みこまれていることが多い。僕らはアマチュアではないのに、自分たちがどのくらいのフィーがもらえるアーティストなのかわからない、これってどういうことなんだろうと思っていました。
また展示の現場では、高画質大画面フルスペックで作品を撮影しても、予算の関係で使用する展示機材のグレードを下げてくれ、つまりクオリティを下げてくれと主催者から頼まれることがありました。自分がこう見せたいと思ってつくった作品の質を落とさなくてはいけないことは、作家として本当につらいことなんです。
さらにマーケットにおいても、日本では映像作品は美術館以外にコレクターの収集対象になっていないので、作品を売ってお金を回収することはなかなかできない。別の形での社会的サポートもほとんどない。僕らは海外での仕事も多いので、海外の作家たちの手厚いサポート状況と比較すると、日本で活動をしていく厳しさを痛感することが多々ありました。
たとえば海外にはどのような状況がありましたか。
小泉:僕がいたオランダでは、アーティストが自分で制作費を負担せずにサポートが受けられる、制作費への助成がありました。しかもその助成金がおりたら、特定の技師を雇うことになっていて、つまりその助成金がフィルム業界自体をサポートするような仕組みになっていました。僕の同僚はそういった環境で制作していて、一方日本に帰ってきた僕はこんな状況で、あれ? と思いますよね。圧倒的にいい機材で大きなプロダクションで作品をつくることができてうらやましい。
森:商業ベースですが、ニューヨークにはスポーツクラブに近い機材レンタルシステムがあります。会員になると自分のロッカーが与えられて、倉庫を改装したスペースに木工室などの工房やスタジオもあって、アーティストや映像のプロがたくさん集まってワークショップを開いていました。
イギリスにも現代美術以外の分野のエキスパートとアーティストをつなぐサポート機関があります。プロポーザルが通ればそれに見合う科学者などを紹介して、さらに制作費も出す。日本の場合は、なかなかそういったチャンスはありません。
日本には現代アートのマーケットが育たないといつも指摘されていますし、ましてや映像作品となると厳しいですね。
森:こうした映像作家をとりまく制作の現場、展示の現場、そして厳しいマーケット状況の中で、作家たちはみんな、教育現場で教えたりアルバイトしながら表現活動を続けています。でもやめてしまう人も多いんです。もともと映像作家は、従来の美術の概念よりももう少し活動範囲が広く、ジャンルを超えた制作を続けるがゆえに、表現のエッジを叩いていくような活動をしている人が多い。しかしそういう作家にとっておもしろい表現を探していくほどマーケットでは扱いにくく、お金の問題でおもしろい表現ができない社会になっていくと、それでは非常につまらない、というかそれでいいのか? という疑問がでてきたんです。芸術家はこれまで比較的受け身でしたが、自分たちから改善していかなければこの状況は変わっていかない。どうやったらできるだろうかと3人で話していたときに、横浜市の芸術支援の助成の話を聞いて、応募してみようと具体的に検討が始まったんです。
どのような助成だったんですか。
須田:「アーツコミッション・ヨコハマ」という、アーティスト支援団体を支援するための助成でした。じゃあ支援団体からつくろうといって、システムを考えている中から機材シェアシステムの案が出てきました。
小泉:タイミング的にも、それまでのSDの画質4:3からHDの高画質16:9に移行していくときで、その技術の移行期に、また一から50~60万出して1人ずつ機材を買い換え揃えていくよりは、シェアしてみんなで買っていったほうがいいよねということもありました。
森:僕たちが使うような業務用の機材をレンタル会社から借りると、一日15,000円くらいかかるので、一つの作品を2週間かけて制作するだけで美術館から出る制作費が全部飛んじゃうような世界です。そこで制作期間を減らすなど、すごく制約のある中でつくらなくちゃいけなかったので、そこも軽減できればすごくいいと思いました。もともとのアイディアはスポーツジムだったんです。そこにいくと機材があって借りられるという会員制のジム。でもいきなり大きな組織をつくるのは無理なので、まずは支援団体を立ち上げてカメラ1台からシェアするシステムをつくるというプロポーザルを応募しました。
そこからどうやってシステムを立ち上げていったのですか。
森:幸い助成を受けることができて、それからみんなで相談して、個人では高くて手がでないけど、これがあれば表現の幅がかなり広がるというプロ用のカメラを一台購入しました。それで助成金は使い切ってしまいましたけど(笑)。
須田:初めの年は1年かけてじっくりシステムをつくっていこうと決めていたので、半年くらいは3人で話し合いながらロゴやたたき台となるシステムを考えました。それで半年経った時に、小林耕平、橋本聡、藤井光、増本泰斗という、私たちが信頼する映像作家4名にテストメンバーとして参加してもらって、実際にカメラを借りて運用していきながら、会則も含めて機材をレンタルする仕組みをつくっていきました。
循環型の機材レンタルシステム
AGの機材レンタルのシステムは、具体的にはどういう仕組みになっているのですか。
森:基本は、アーティストによるアーティストのための会員制機材レンタルシステムです。現在、プロジェクター1台、ガンマイク1台、デジタル一眼レフカメラ2台、ビデオカメラ1台、42インチモニター2台を共有しています。それらをアーティストに市場レンタル価格の3分の1くらいの値段で貸し出して、そのお金が貯蓄されて次の購入費やサポートにまわるという仕組みです。大きな特徴は、そこでアーティストが制作した作品がAGの実績として積み重なっていくところです。今メンバーは14人。ほぼ全員が映像を使う現代アーティストとして、キャリアを積んできた作家です。
また、個人ではアクセスの難しい公・私的な助成金や企業からのサポートにも働きかけたり、メンバーの展示はもちろん、メンバー以外の展示でも美術館や施設に機材を貸し出すこともあります。そこは外部価格を設定していて、それでも市場価格よりはかなり安いので、その差額をアーティストフィーや展示制作費にまわせたらと思うし、AGから借りることがアーティスト支援につながるという意識が生まれてほしいと思います。まだ台数がないのでそこまで広げてないけど、アーティストインレジデンス等の組織とも契約して機材の貸し出しもできるようになったらいいと思います。
メンバーはどうやって決めるのですか?
森:こちらが声をかけたアーティストもいれば、向こうからやってきた人もいます。いくつか条件を設定していて、現時点では、僕らにとって身近で、かつ普段からサポートが足りない現代美術の分野に限定しています。機材の種類も台数も限られているので。また、ある程度高価な機材を使うので、身分証明書を提出できる人。年会費は3,000円、年に数回の総会で、次年度の予算の使い方や運営方法などを話し合って決めています。
メンバーは機材が使えるだけじゃなくて、このシステムに賛同して参加しているという意識なのでしょうか。
森:そうですね。でも、初めてのシステムですしちょっと特殊なのでかかわり方や考え方もさまざまです。総会の時にはいろんな意見が出てきます。このシステムがまわることでAGはどういうことを発信していくのか、というところにもみんなからいろんな提案が出てきます。
須田:アーティストが10人以上集まるとすごいことになって、四方八方からいろんなアイディアが出てきます。おもしろい案がたくさんあるのですが実現するのは結構難しいですよね。
メンバーの地域を首都圏に限っているのはなぜですか。
須田:メンバーになる際に必ずお会いすることにしているので、会える距離というのが第一の理由です。総会や定例会にも集まりやすいのでこれまでは地域を区切っていましたが、中には関西へ移った人もいますし、プロジェクトは日本全国いろいろなところであるので、機材自体は全国各地に行っています。地方の現場にいるアーティストに直接送ることもあります。モニターを除けば案外バッティングせずにまわせていますし、幸い事故やトラブルもほとんどありません。
小泉:メンバーの数も、機材の回転率とのバランスをとるのが難しいので、やりながら様子を見ているところがありますが、もう少しメンバーが増えてもいけるかなという感じです。現在は5年以上作家活動をしていることが条件ですが、一番機材を必要としているのは、本当は大学を出てすぐの若い作家なんですよね。若いころほど続けていくのが難しいから、そこは僕らの葛藤でもあります。
運営メンバー3人の役割分担は?
森:それぞれの作家活動などがあるので、自分たちができる範囲でやるというのが最初からのスタンスです。でも機材を貸し出す業務は必ず発生するので、メンバーが海外にいるときなどは誰かが代わってあげたり、今のところは助け合いながらやっています。
須田:入ってくるお金が少ないので、出ていくお金はできるだけ機材に充てるために場所も所有していないですし、人件費もできるだけかからないようにしています。たとえば業務をポイント制にしていて、ポイントがたまるとカメラが1日借りられるとか宅急便に出す地味な作業も一回やると1ポイントとか。結構明日送ってくれみたい依頼も出てくるので、できるだけ対応していくようにはしています。ただウェブサイトをつくったり助成金の申請をしたりする業務は特殊なので、そこは少ないですがちゃんと支払うようにしています。今はウェブや書類作成を得意とするメンバーに仕事をお願いしています。
運営資金はどうしているのですか。
小泉:今は助成金とレンタル収入でまかなっています。助成に関しては厳しいですね。横浜市の助成は2年間いただけましたが、3年目にその助成自体がなくなってしまった。でもそのタイミングでアサヒビールの芸術文化財団から助成していただけるようになったので、なんとかまわっています。
大きな壁ですよね。助成金の対象外予算にあえてチャレンジしていくことですからね。
須田:去年から助成金担当のメンバーを決めてチャレンジをしたんですが、でも機材を購入することを目的に入れた活動はやはり難しくて、5、6個チャレンジしたけど1つしか通らなかった。イベントなども盛り込んでいるんですが、今度はそのイベントをやることの負担も大きくなってしまうので、なかなか厳しいです。
森:機材レンタルのほうは、展示機材を購入したことによって、稼働率があがってレンタル収入は増えました。初めて買ったのは撮影機材でしたが、2年目に、展示用にNECのフラットスクリーンの42inchモニターを、メーカーさんからの協力で通常より安く購入し、アーティストに安価で提供しています。展覧会で使う機材は日数も長くてレンタル費がかさむし、大きなディスプレイは自分で所有したくないのでAGで借りられるメリットは大きい。ただ、一般のレンタルサービスとの大きな違いは、保証がないことです。それでもこの値段で借りられる選択があることが大事だと思います。
機材レンタルがまわっていくことで運営費が出せるということは、まずはやっぱり機材が揃うことが第一前提なんでしょうか。
森:そうですね。壊れない限りマイナスにはならないです。買うのは業務用のプロ機材が多いです。高性能で耐久性が長く、その分値段も高いですが、個人では手が出ないものだからこそ共有する意味は大きいです。
小泉:ただ、機材自体はほとんど壊れないけど、だんだん古くなっていくリスクはありますね。撮影機材はどんどん新しくなっていくので、これから考えていかなければいけないところだと思います。幸い、いま持っている機材はまだ十分使える状態にありますが。
森:このレンタルシステムを使うと利用者は得をするんですが、ただ安いだけじゃなくて、なぜ安いのかを伝えていかないと、ただのレンタル屋さんになってしまう。システムを運営することで、今の美術家の現状を知ってもらうことも大事なことです。メンバー全員が意識的にAGのシステムが持つ意味を伝えていければいいと思いますし、みんなが意識を高めていかないとこの活動は徒労に終わると思っています。
アーティスト集団としてのリソースの可能性へ
立ち上げの問題意識には、作家の環境を自分たちで改善していこうというのがありましたよね。機材のレンタルシステムはその1つだけど、今後もう少しこうしていきたいというような目標があれば聞かせてください。
須田:AGにできることとして、去年あたりからアートイベントのドキュメント撮影や教育機関と連携したワークショップなどを行なっています。いろいろな芸術団体が記録映像を撮ることが増えてきているので、NPO団体などを対象にしたワークショップの提案、映像に慣れ親しむ機会を提供する子どもや学生向けのワークショップや映像教育も考えています。アーティスト支援だけでなく、文化全体を支援し文化の記録をきちんと残していく活動もしていきたいと思っています。
森:映像のつくり手に対しては、大学の授業にAGの機材を持ってメンバーが出向いたり、教育的なパッケージをつくってまわすことも検討中です。僕も自分が教えている芸大の映像クラスに業務用機材を見せて使い方を教えています。芸術家をめざす学生たちに、生身のアーティストを紹介するだけでも参考になると思うので、AGのリソースはもっと活用できると思います。
また、雇用を生む窓口としてもAGが機能できないかと考えています。昨年の横浜トリエンナーレのパフォーアンスアーティストの記録撮影と編集をAGが受けてメンバーで行いました。仕事がある場所に機材を貸し出してそこから雇用が生まれたり、メンバー同士が手伝ったり、AGに話がきてそこからみんなの仕事が派生したらいいと思います。
仕事を受ける時にも、あえてAGを通すことでAGにフィードバックを残すような意識もありますか。
森:あります。これは自分でやったほうがいいのか、AGの機材を使うことでAGが認知されていくことになるのか、完全に意識してわけてるメンバーもいます。この仕事をすればAGのクレジットとして実績になるから、といってAGを通したり、AGから派遣して行ってもらうケースもある。震災後、メンバーの藤井光さんが被災地のドキュメントを撮影していたときには、AGの機材を無償で貸し出して協力しました。あとほかにも美術館の記録撮影やアーカイブ制作、映像展示の字幕作成など編集業務も増えてきました。
須田:メンバーのつながりが技術的な問題をシェアしたり手伝ったりするネットワークにもなっているところは貴重だと思います。アーティストの集まりという特殊性を生かして、今年はもっと何か考えられないか次回の総会で話し合うつもりです。
AGの仕事が増えてくとアーティストとしての制作の時間がどんどんとられていくジレンマも増えませんか。
須田:でも、それは現状でも同じなんですね。アーティスト活動だけではお金が入らないのでどちらにしても働かなければいけない。そのときに持ってる映像撮影技術や編集技術を生かして仕事ができたらそんなに苦ではないので、そんなにジレンマじゃないんです。
マネジメントの課題
アーティスト集団として、他にはどのような活動を考えていますか?
森:実は先日開催した、AGの報告会では、事前にみんなに呼びかけて作品を集めスクリーニングをやりました。みんな快く作品を貸してくれて、一晩だけではもったいない内容だったし、3年間の成果がそこに現れていて評価できるパッケージだといわれました。上映会も展覧会も、なんでもっとやらないんですかっていわれるんですけど、それをオーガナイズするのもたいへんだし、とりあえずいまのシステムを運営することだけで精一杯のところがあります。メンバーからも、もっとアウトプットしようよっていわれます。AGの認知を広げるためにも、それはやるべきことかもしれないし、僕たちのマネジメント能力の足りないところだと感じています。でも、作家たちとのコンセンサスも必要ですが、AGを通してどこか外部で作品が上映されることはあってもいいですね。
煩雑な事務処理を専門にやるマネジメント系のスタッフがいたらいいですね。アーティスト以外のメンバーを入れることについてはどう思いますか?
森:それは初年度からずっと思ってます。でも雇えないんですよね。僕たちはAGのスクリーニングでも必ず少額でもフィーを出すようにしています。マネジメントしてくれる人にも多少なりともお支払いしたいのですが、いまのところそれはできないんです。ただ、徐々にこれを動かす専門の人が必要だよね、という話は出ています。システムがどんどん受け継がれて、これを動かしていきたい人が現れて、僕たちは利用する側にまわれたら理想ではありますが。
企業とパートナーシップを組むことについてはどう思いますか。
森:それはすばらしいですね! たとえば企業とパートナーを組んで、僕たちが機材を持たずに必要なときに機材をリースしてもらって運用できたら、非常にありがたい。実際、企業にも機材のサポートをお願いに行って、眠っている資材で使えるものがあったら借りられないかとか、もっとアプローチしていかなくちゃ、とは思っています。でもそのためには、僕らもスーツ来てAGの名刺もって行かないといけないし、そこまで能力が追いつかないんです。そういう意味ではマネジメントできる人が必要で、やはりそういう時期に来ているのかもしれませんね。
社会の中でのアーティストの役割
今後、AGとしての長期的なビジョンはありますか。
小泉:3年を目標にやってきて、今がちょうど3年です。今度また集まって、この先2年くらいのビジョンを話し合ってつくっていく予定です。
森:アーティストはAGもっとやってくれ! と思っています。ただ、僕らの活動は、独立した個々の作家の活動をサポートするシステムであって、アーティストを束ねるつもりはないんです。グループで必要な動きをするときはグループで活動することもあるし、そこは今後もう少しやれるかもしれない。
いろいろな可能性があるけれど、ゆるやかなアーティスト団体としてのいまのかたちもいいですよね。一方で法人化という道もあって、いまどちらに向かおうとしているところなんでしょうか。
森:NPO化や法人化も視野に入れつつ、いろいろな可能性を探りながら、でも現実は機材を持って移動してる、本当にそれが現状です。
AGは社会と敵対しているわけじゃなくて、社会にあるシステムと協力しながらやっていきたい。それには、僕らアーティストの意識改革も必要なんですよね。アーティストは受け身ではだめ。特殊な仕事をしてるんじゃなくて、アーティストが社会の中でどういう立ち位置にいるのかちゃんと意識しなければ、みんなから協力してもらえるわけがない。AGはそういう協力のシステムの中で動いています。企業からサポートをいただいたり、美術館とのかかわりの中からできることを探したり、公的な助成金も含めてさまざまな協力を得ながら活動を続けることで、アーティストの環境を改善していくことが僕たちの最大の目的です。
よりおもしろい作品を生み出せること、それを社会に発表できることが一番の目標です。それはみんなの財産になるんです。芸術家もそういう意識で作品をつくっていかなければならないし、それすらもできない今の現状は寂しいから、小さな活動だけど、ひとつの社会実験のシステムとして続けていこうと思っています。
どうもありがとうございました!