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内覧会レポート
「ドキュメントから、ドキュメンタリー そして デジタルデータの世界で」
恵比寿映像祭2025

今回うかがった内覧会はこちら!
総合開館30周年記念 恵比寿映像祭2025「Docs ―これはイメージですー」
会期:2025年1月31日(金)~2025年2月16日(木)
会場:東京都写真美術館

2009年にスタートした恵比寿映像祭、興味があるがなかなか行く機会がなかった恵比寿映像祭の内覧会に参加するために東京都写真美術館に行ってきた。

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参加アーティストたちが勢ぞろい

テーマであるドキュメント/ドキュメンタリー。ポストTruthの時代といわれる混沌とした世界に生きる私たちに、国内外のアーティストが社会あるいは自分自身に起きたこと、起きていることを作品化して提示している。

ドキュメンタリー映画《阿賀に生きる》(1992年/佐藤真監督)の発起人である幡野秀人さんの日々を淡々と追った作品の中で、水俣のことを子どもたちに伝える場面が特に心に残る。

それらに通底しているのは、やわらかな批評精神(問題意識)であり、それこそがアート。いろいろ考えさせてくれる。

地味ではあるが、地に足をつけた作品たちが魅力的だ。

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写真や映像の持つ力を感じさせてくれる作品に出会える恵比寿映像祭だった。

(2025年1月30日 事務局:Julie.SS)

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