NHK交響楽団をはじめとした日本を代表するプロの音楽家による「トヨタ楽器の友だちOnlineレッスン」。6月から8月までの2カ月半の間、海外からの参加者も含め延べ200回を超えるレッスンが実施されました。

「トヨタ楽器の友だちOnlineレッスン」動画はこちらからご覧になれます。https://m.youtube.com/channel/UC9GgAV9UWR274gylSjfQ-ag/videos

参加者からは、
「コロナを気にせずに、画面を通して先生からご指導を受けられ、会話ができたことがうれしかった」
「自宅に居ながら一流のプロからご指導をいただき、とても刺激を受けた」
「ZOOMであっても、手元をアップにしたりして見られたのでわかりやすかった」
という感想が多数ありました。

一方で、子どもたちの指導をされたプロの講師からは、
「音楽でいちばん大事なのは音であり音色、それは楽器と空気の振動で構成されるものだから、マイクとスピーカーを介してリモートで音楽を伝えるのが難しいことは自明のことである。ただ、あくまでも非常事態の下だから、できるだけのことを、という一環でのOnlineレッスンだったと認識している」
というコメントが。

このコロナ禍の中で始めたオンラインレッスンは、 “オンライン・リアル”という意義もある一方、より「リアルの価値」の大切さを考えるきっかけでもあったようです。コンサートホールの動員観客数の制限緩和を受け、クラシック業界も今後に向けた活動を模索中です。
ネットTAMトークイベントの第2弾以降では、このような現場の声を聴きながら、ともに議論を重ね、今後の活動のヒントとなるものを考えられる場にしたいと思っています。ご期待ください！