【はじめての寄付物語】 A子の東北旅行(2)
岩手県大槌町滞在の2日目は、小鎚神社の、年に1度の例大祭です!
例大祭の朝。 | |
神輿を担ぐための装束"官服"に
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続いて、神輿や山車がまちを練り歩く |
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神輿に続いて、山車や鹿子踊や虎舞も、 まちの人たちの熱い想いのこもった勇壮な神輿行列は、鎮魂の祈りのようにも見えました。 |
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小さな七福神を発見! |
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あれ?「城山虎舞」の太鼓に、 |
おっ! いいところに気がついたのぉ!
「GBFund(ジービーファンド、G:芸術、B:文化、F:復興/ファンド)」とは、公益社団法人企業メセナ協議会が、2011年3月23日に立ち上げた芸術・文化による復興ファンドのことなんじゃ。
もともと、東北地方には、数え切れないほどの祭りがあり、集落ごとに伝統芸能が根づいていたけれど、震災で祭りの山車や装束の多くを失って、祭りの再開が危ぶまれていたんじゃ。
人々の生活の一部となってきた祭りを失うということは、コミュニティーの存続にかかわるともいえるのじゃよ。
"祭りをやりたい!祭りは復興の原動力なんだ"という被災地の方々の切実な声を受け、企業メセナ協議会が、個人の方々や企業から寄付を集めて、支援をしているんじゃよ。
小鎚神社の例大祭に参加していた郷土芸能団体へも、装束や太鼓、笛、神輿を担ぐ人の装や、虎頭、山車に積む発電機などを支援させていただいたので、「GBFund」のシールを太鼓に貼ってくださったんじゃな。
名前を入れた提灯も山車に飾ってくださっていた。ありがたいことじゃ。。。。
(by ハカセ)
"祭りは復興の原動力"。
失われたまち並みに、こうして祭りのために集っている人たちの笑顔とパワーを見ると、本当に、その通りなのだということがわかる。。。
私たちにも、何かできること、ないかしら・・?
・・・かくして、力強く歩む被災地の郷土芸能にエネルギーをもらったA子たち。
この旅でA子は何を思いついたのでしょう?
それは、次回のお楽しみ(^^)
★おまけ★ 大槌おいしいもの図鑑
小鎚神社前にできた「おらが大槌復興食堂」の看板メニュー、"おらが丼"。
シャケのほぐし身とイクラの上に出汁餡がかかっていて、口の中でとろけます!
割烹「岩戸」の松花堂弁当。
"おらが丼"はじめ、復興食堂のメニュー作りをアドバイスした佐藤剛さんのお店。
大槌の海の幸が満載!
佐藤さんはご自身被災されながらも、避難所での食事を作り続けられた、大槌の誇る料理人です。
仮設商店街「福幸きらり商店街」でみつけた、お菓子たち。
「さけ最中」、「にこまるプロジェクト」、「福幸まんじゅう」。
"復興"じゃなくて、"福幸"。願いのこもった、すてきなネーミングでしょ(^^)