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山のシューレ行ってきました!!

『いま、ここで考えたいことをあつめた夏の5日間 山のシューレ2010 言葉・身体・環』

shure_R.JPG第61回リレーコラムで北山ひとみさんがご紹介くださった、2008年より開催されているサマーオープンカレッジ『山のシューレ』に第60回リレーコラムの能勢さんも講師として参加されるとお伺いし、ネットTAM運営事務局のW林&U野で行ってきました。

新幹線で1時間半"那須塩原"へ。「空気の匂いが違う」と目を細めるW林。専用バスに乗り込み、アート・ビオトープ那須へ。敷地内に一歩足を進める毎と、小さな生きものがうごめきます。地面には沢山生き物がいたなぁと久しぶりに思い出しました。

theatre under_R.JPGコラムでも紹介された七石舞台(野外劇場)。「かがみ」と名付けられただけあって、舞台の表面に、雨上がり後の滴とともに、木々がきらきらと映りこんできれいです。 7つの石を確認。 thatre shine_R.JPG

DSC04460_R.JPG     二期倶楽部の広い敷地内を通る綺麗な水の沢 stream_R.JPG

   自然の木に吊られているので、ゆらゆら揺れるブランコ(とっても気持ちよい!)

branco_R.JPGそして、「食べていっていいからね~」と言われ、取り立てのブルーベリーの美味しさに、いつまでもいた自家菜園。トマトも大地の香と味がして、とーっても美味しかったです。 blue berry_R.JPG

tomato_R.JPG DSC04483_R.JPG今回『山のシューレ』のプログラムで参加したのは、『チャリティ・ランチテーブル』と『石川直樹 写真展 ARCHIPELAGO 惑星の庭園 ギャラリートーク』。
『チャリティ・ランチテーブル』はビュッフェ形式で、栃木県産の野菜が使われた目にも美しい料理が29種類並んでいます。 lunch_R.JPG鼻を膨らませて、野菜をほおばっていると、同じテーブルにいらした"陽ヶ丘農園"の畠山さんが「それは、優秀で美味しい人参を作るために、間引きされ捨てられる人参だよ。自分の作った野菜を食べる人の顔を見ることができるなんて本当に幸せだ~!」と、とびっきりの笑顔で教えてくださいました。愛情を込めて作られた食材、その食材・作った人に敬意を込めて、お料理をするシェフたち。人と人の信頼感とそこから溢れる空気に、心がどんどんやわらかくなっていきます。 shefs_R.JPG※チャリティランチテーブルの利益は全てNPO法人アート・ビオトープの里山チクルス・プロジェクト(里山保全)の活動にあてられます。

大谷石がふんだんに使われた建物"二期倶楽部本館"ホールでの石川さんのギャラリートーク。ホールまでのアプローチが素敵で、自然に話に耳を澄ますモードに変わっていきます。お腹と気持ちが満たされて見る作品とギャラリートークは心地よいものでした。

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hall_R.JPGSPAのお風呂を堪能、わるいものが抜けて腑抜けのW&U。(二期倶楽部には3つの温泉があり、それぞれ効能が違うそうです。)帰りのバスまでに、敷地内をもう一巡り。虫の声と土の匂いを胸いっぱいに吸ってゆっくりと歩いていると、翌日に行なわれるミニチュアツリーハウスワークショップの準備で、頼もしいお兄さん方が木の上で作業をしていました。 tree_R.JPG

株式会社ツリーハウス・クリエーションの三輪さんより、今後のプロジェクトのお話等をお伺いしました。(まだ、公開できないそうですが・・とってもわくわくするお話でした。)tree2_R.JPG三輪さんとお話中、二期倶楽部のスタッフの方が「お客さんが沢山いらっしゃるのに、猿が出たのかと思って・・・・」と心配して見にいらっしゃいました(↓)。

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ガラス工房と焼物工房を併設した体験学習型長期滞在型施設「アート・ビオトープ」内のライブラリーではナガオカケンメイ氏による栃木のデザイン物産展「NIPPON VISION TOCHIGI」が開催中でした。二期倶楽部にも同様のことを感じましたが、デザインワークが地域の物産を光らせ、人の興味・関心を喚起し、地域がもともと持つ魅力をひきだしていくのはすてきだと思いました。 ※東京でも同時開催中!

biotope_R.JPG kenmei2_R.JPG kenmei_R.JPG夕飯は敷地入口近くの野外マーケット(那須塩原周辺のユニークな店が集合)にある「ホワイトリムジン屋台」で。焼き野菜と、リゾット、お酒を注文。これが屋台と思えないほどおいしぃ!!! リゾットを頼んだのに、なんでおにぎり???と思って口にしたら「これはまさにリゾットです。」と、W&Uは目を見張りました。こうした手軽に食べることのできる工夫も感じられ幸せを噛み締めました。

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リレーコラムの際、原稿のやり取りで大変お世話になった二期リゾート ブランドコミュニケーション部長の北山美優さんから、「沢山の人に気軽に来ていただきたいです。学生さんやお子様はご利用料金を安く設定しているので是非ご利用ください」というお話をいただきました。

北山美優さん、そしてリレーコラムを書いてくださった二期リゾート代表取締役の北山ひとみさんに実際にお目にかかれご挨拶できて大変うれしかったです。お二人とも、山のシューレのプログラムに自ら参加されていました。


アート・ビオトープのパンフレットに北山ひとみさんの『アート・ビオトープの心』という文章が掲載されていたので抜粋させていただきます。

自然が死すれば、また文化も死する。
それはまた、人間そのものの死を意味する。
自然は、私たち自身の、もうひとつの肉体だから。

ビオト―プの源泉には、失われた自然と自らの文化的肉体を人間の手で取り戻そうという、文化復興の意志がひそんでいることを、今日の私たちは忘れてはならないでしょう。
アート・ビオトープは『来るべきアートのための、苗床』として構想されました。
現代のアートが、瀕死かどうかはまた別にして、未来にアートが必要であるとせつぼうする人々が集い、自然の霊感を受ける。種子の温床となってほしい、という願いを込めて、今、ささやかな場が用意されます。

様々なアートイベントがありますが、『山のシューレ』は、"おもてなしのプロ"の企画であることが大きな特徴だと思いました。家族でも友達同士でも、1人でも、楽しめる場が用意されています。ぜひ皆さんも来年はプロのおもてなしと、自然、アートを堪能してみてください。book_R.JPG

多目的ホール「観季館」のあちこちに、本がすてきに置かれています。

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