新国立劇場のバレエプログラムに行ってきました
過日、新国立劇場舞踊チーフプロデューサー永田宜子さんが第66回リレーコラム「『劇場力』活用のすすめ」で紹介してくださった、新国立劇場の独自作「椿姫」を観に行きました。
この作品は以前に一度拝見したことがあったのですが、コラムで作品にまつわる話を読んでから観ると、不思議と以前とは見方も変わっていました。ロシア文化省の後援でボリショイ劇場で公演、ロシア人にも評判だったんだよなあ、ロシアの人はどのあたりを見たんだろうなどと想像にふけったり。。。
この舞台は舞台美術(巨大な背景画)が印象的なのですが、これはロシアのバレエファンの頭にも焼きついただろうなあと想像してみたり。
久しぶりにバレエを観ましたが、きびしくもしなやかに丁寧に鍛錬された肢体の美しさや、技の数々には、いつもながら鍛えぬいた人だけが醸し出せる「プロフェッショナルな仕事ぶり」を感じずにはいられませんでした。
アートマネジメント的にいいなと思った発見をいくつか。
★その1:「託児サービス」を提供していること→詳細。
バレエを習っているだろう小さなお子さんがたくさん来ていましたが、小さいお子さんにはもっと小さな兄弟姉妹がいる可能性が高いので、託児サービスは「あるといいなサービス」だと思いました。
★その2:幕間の休憩時間にホワイエで食べられるスイーツや軽食「ブッフェ」がGOOD!
演目にあわせて内容が変わったりするそうで、観劇の楽しみのひとつになりそうですね。ハーフプレートは600円なのですが、いろいろな種類のものが盛り合わせになっていてちょっとお得な気分に。食べるつもりはなかったのに、なんだか注文して食べてしまっていました。。。気のきいたおいしい食べものは劇場への愛着を増すことを再確認。
★その3:シーズンプログラムをしっかり広報。
パネルなどを使って今シーズンはどんなプログラムが観られるのか長いスパンのPRをしていました。結構な人がパネルの前に行ってちゃんと見てました。子どもも。
永田さんにコラムを書いていただき、新国立劇場やバレエプログラムを、これまでとは違った視点で楽しんだ夕べでした!
コラムで紹介されていた「ペンギン・カフェ」は11月に登場です。みなさんもぜひ「劇場力」を感じに、新国立劇場にお運びください。