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築44年の建物をリノベーションしたアート拠点&カフェ「nitehi(似て非)works」に行ってきました(横浜・若葉町)

横浜市中区若葉町に先月オープンした新たなアートの拠点「nitehi works」に行きました。
建物に一歩足を踏み入れると、高~い天井に巨大なファンがくるくると回っています。レトロな雰囲気とおしゃれさが同居している空気。


nitehi2.jpg 天井には巨大なファン、壁にはアート

このフリースペース「nitehi works」は、築44年のビル(昨秋まで、日本専門店会連盟・横浜専門店会事務所)を改修して、アーティストやクリエーターが集えるオープンスペース兼カフェとしたもの。H22年度横浜市空き店舗活用認定事業でもあるそうです。

リノベーションを手掛けたのは、アートユニット「似て非Works」。ユニークな名前は、「同様に見えて、そうではない」という孟子の言葉「似て非」からきているそうです。「この場所と出会い関わることで"分かること、変わること、うまれること"。それらを軸にして次に繋がる似て非なるものを模索していく」のがこのnitehi worksのコンセプトだそうです。

アートワークやデザインワークを行う似て非Worksならではの改修で、天井の巨大ファンは実は屋上にあった室外機を再利用したものだったり、横浜専門店会時代の重厚な金庫が活用されていたり。中2階にも1階が見下ろせるアートな空間が広がっています。


nitehi5-1.jpg 中2階はオープンスペース。展示も。

nitehi4.jpg 中2階から階下が見下ろせます。

1階にはカフェもあります。おしゃれでおいしくてリーズナブルな食べものの数々がうれしい。揚げたてゴボウチップスが冷たいビールにぴったりで、とてもおいしかったです。

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nitehi1.jpg 黒板にカフェメニュー

アート展の会場となることも。先月は、徳島県神山町と横浜野毛の地域交流プログラム「アートとまちづくり:神山×野毛」の第2会場となっていました。

カフェでくつろいでいると、隣に地元の方と思われるおじさま方が2人語らっていました。昔話をしつつ、ここに人が集っていることを喜んでおられる様子でした。あるものをいかして地域の新しい発信の拠点にしていく――いいですね。今後の「nitehi works」の活動が楽しみです。

▼「nitehi works」  http://www.nitehi.net/nitehiworks-tpo.htm

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