会期延長!「No Man's Land」展@フランス大使館(2/18まで)
「フランス大使館で行われる異例の展覧会」「通常ビザ手続き以外では一般に入館できない非公開な場所での展覧会」「一般の人々がこの歴史的な建築物を見学する最初で最後の機会」――こんな触れ込みに、行こう行こうと思っていたら終わっちゃってたーーーと嘆いていた方に朗報です。
「No Man's Land 」展、大好評につき、2/18まで会期が延長されています(詳細はフランス大使館ウェブ)。これは、大使館が新庁舎に移転した後、旧庁舎において開催されている美術展で、日仏のアーティスト70組以上が参加。ほとんどの作品が現場で制作されたそうで、屋内外そこかしこにめいっぱい展示されています。ジャンルもテイストもさまざまです。
老若男女、驚くほど多くの来訪者が、自分のペースで、実に楽しげに見て回っています。小さなお子さん連れもたくさん。子どもたちが作品について親御さんとアレコレ話している姿には、こちらもうれしくなります。こんな雰囲気が味わえる美術展なんてそうそうないと思いました。
ゲートをくぐって、いざ。
あいにくの雨にも関わらず、途切れない来場者。
中に入ると更なる賑わいが。そば粉クレープ(カフェあり)のいい香りも漂ってきます。
車もこんなことに。
かつての事務室や資料室が大変身。
アーティストの個性がそれぞれをまったく別の空間にしています。
実際に部屋を使っていた大使館職員が一番驚くかも。
地下室にも作品がありました。
かつて同じく建物の解体前に、地下ボイラー室から屋上、中庭の回廊まで、あらゆる空間を使いきった「食糧ビル」(東京江東区佐賀町)の最終展覧会をふと思い出したり...。
こんなコンセントほしいな。
みなさん、わいわいと語り合いながら、ぱちぱち写真撮影。
この「撮影可」が、口コミ集客につながっているそうです。
「みてみてー、コレ。おもしろくない?ぜったい行くべしだよ」となるんですね。
アーティストの姿もちらほら。こちらはライブペインティング。
作家さんに会えるのは、同時代アートの醍醐味ですね。
壁にも床にもいっぱい、天井からも降り注ぐ作品に包まれる。
これは...残念ながら写真では色がうまく再現できないので、実物をぜひ。
紙をまるめてシュート。小さな子どもが、何度も何度もトライ。
廃棄されるロッカーが屋外の一角に集積されている・・・と思ったらこれも作品。
予約済みの札もちらほら。
楽しみが減るので写真はこのあたりでおしまいにします。
見逃したと思っていた方は、ぜひお運びください。