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「去勢されたメディア:自己」展@横浜「芸術不動産」の元床屋さん「TOCO」

先日、3年前にインターンとして1年間一緒に仕事をしてくれた、今は東京芸大音楽環境創造科助手の齋藤さんが、久しぶりに事務所を訪ねてきてくれました。初プロデュースする企画展の案内を携えて。元インターンの皆さんが、その後も元気に仕事をされている様子がわかるとほんとうにうれしいです。

齋藤さんの企画した「去勢されたメディア:自己----castrated media: I大江直哉」は、古い家屋をリノベーションしたギャラリー「よこはまばし アートピクニック TOCO」(横浜市南区)で開催されています。本日までです!!!18時まで(ご案内が遅くなってすみません)。ぜひお運びください。
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会場の「よこはまばし アートピクニック TOCO」も要チェック。横浜市芸術文化振興財団アーツ・コミッションが進める「芸術不動産」事業として開設。もとは床屋さんだった民家を改装して、創造拠点にしたもの。6月のオープニング時におじゃましましたが、こじんまりと周囲に溶け込みつつ、中はしっかりアート空間していてよい感じです。床屋さん時代の名残の、通りに面したすりガラスの隙間から、通りかかった人が中をのぞいていくさまがほほえましかったです。近くの商店街もかなり充実。
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「TOCO」(オープン時09年6月7日撮影)

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「去勢されたメディア:自己---- castrated media: I大江直哉」

【日時】 2009年8/31(月)-9/6(日)14~19時(最終日18時迄) 入場無料

【会場】 よこはまばし アートピクニックTOCO
< <東京・ヨコハマ方面から>>
JR線/相鉄線/東急線/京急線 など「横浜」から市営地下鉄「湘南台方面」乗車(約10分)「坂東橋」下車、1A出口より徒歩2分。または、JR/市営地下鉄「関内」駅から大通り公園沿いに徒歩約10分

【展示概要】
ビデオ・アーティスト大江直哉の、初となる個展です。メディアと自己との閉塞的な対話に挑む、「FLAT MEDIA SYSTEM」(2007年)、リアルタイムのテレビ映像にノイズを施した、実験的なインスタレーション「Black Box Video Sound」(2008年)、そして最新作のビデオ・オブジェ、「After book」(2009年)を紹介いたします。濃密な時間と空間が描き出されるなか、「骨抜きにされたメディア」=社会を暴く過程は、鑑賞者となる私たち自身の存在をも揺らがすことになるでしょう。

開催地は、今年6月にオープンしたばかりの、古民家をリノベーションした横浜にあるアートスペースです。昨今のメディア報道や表現を巡る問題に関心のある方もそうでない方も、自己の中で思索を続ける大江の作品を、ぜひご覧いただければと存じます。 【開催地・展示の詳細

【関内外OPEN! のお知らせ】
本展示は、「横浜で、芸術まちあるき。」の企画のひとつである、ヨコハマ・クリエイティブ・シティ・センターによる「関内外OPEN!」に参加させていただいています。9月4日(金)~ 9月6日(日)にかけて行われる本イベントでは、関内、関外地域にあるビル、などで、オープン・スタジオやイベントが行われ、よこはまばし アートピクニック TOCOも参加しています。ツアーも組まれていますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。 【詳細
企画:齋藤理恵 東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科教育研究助手

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