GWは別府「混浴温泉世界」に行こう!
いよいよ本格的にゴールデンウィークに突入。うれしいことに、お天気もいいようだ。
報告が遅れたが、4/10から2泊3日で別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」に行ってきた。
オープニングの特別バスツアーで、第26回リレーコラム「視界0mからのはじまり 別府温泉の噴気のなか」を書いてくださったNPO法人BEPPU PROJECT事務局長の安部純子さんに会えた!初対面!(BEPPU PROJECTは「トヨタ・子どもとアーティストin大分」の現地実行委員なのでトヨタUは既に対面済みだったのだが)。
コラム掲載時は、「芸術祭やるって宣言しちゃったげど、大丈夫か、でもがんばるぞ!」の段階だった。それから2年。芸術祭開催に尽力された皆さんに、心底脱帽だ。
第5回TAMSEED執筆者の宮本初音さんにもバスでお目にかかった。混浴温泉世界の事務局を切り盛りされている。
まぶしい日差しと気持ちいい春の空気を感じながら、別府のまちなかアート散策&温泉を満喫。
聴潮閣高橋記念館での、「サルキス」ワークショップ。
足湯につかりながら観た、温泉の中で繰り広げられるダンス公演。会場を提供された温泉の社長さんの、心に響くご挨拶。
鉄輪地区の元老舗旅館が「冨士屋ギャラリー一也百」(はなやもも)として再生を果たすまでの話。
中心市街地の空き店舗をリノベーション活用した「platform」の数々。カフェとなった場所(トヨタ・子どもとアーティストの出会いin大分のチラシ発見!)にお茶にきているおじいさん。再生された長屋を見に、病院から車いすでいらしてたオーナーの方。
若者のエネルギーが炸裂する「わくわく混浴アパートメント」(インリンお気に入り)。
世界各国に関する絵が描かれた商店街のシャッター。
インフォメーションにちょこんと腰かけたボランティアの?おばあさん。
混浴温泉のチラシを手に散策する観光客のおばあさん。
通訳などでも大活躍する、頼もしい地元の学生さんたち。
「文化による地域づくりに力を入れる」とレセプションで語る大分県知事、別府市長。
道端のあちこちからモクモクとあがる湯気。
どれも印象的。こんなに気持ちがのんびり晴れやか~になる、楽しいアートプロジェクト、めったにないんじゃないかなあと思った。もちろん温泉もたっぷり満喫。地獄蒸しもおいしくいただいた。
海外の8組のアーティストによる展覧会「アートゲート・クルーズ」、国内の若手アーティストが1つの古いアパートで共同滞在&制作する「わくわく混浴アパートメント」(オープン時のテープカットはトイレットペーパー!)、コンテンポラリーダンス企画「ベップダンス」や、別府を象徴する場所で行う音楽ライブ「ベップオンガク」、別府の路地裏散策ツアー「ベップナビゲート」など、会期中のプログラムは盛りだくさん。
総合プロデューサーの山出淳也さんからも「とにかく、別府に来てください。アート、お風呂三昧 で楽しんでください!!!」とのメッセージが。
ぜひGWは別府へ!(最新情報はブログ参照)
安部さんのリレーコラムのラストを以下に再録させていただきつつ...混浴温泉世界の盛況をお祈りしてます。
幸いにもこのまちのポテンシャルは残っています。
別府の大地から湧く温泉は、何千年も絶え間なく、どんな人にもやさしく、拒んだり、隔てることなく、万人を無制限に無条件で体と心を大地の恵みで包み、よいエネルギーを与えてきた。そんな大地の力を信じています。いつも暖かく見守ってくれる母なる大地に甘えよう。
人がよいエネルギーを生むために、2008年 BEPPUに会って、"アート"に会って、自分に会ってください。人の持つ よいエネルギー・ムーブメントの証人に一緒になってください。まだ見えぬもの、今から出会うもの、"未来"を楽しみにしています。そのためにも、非効率、素人軍団 BEPPU PROJECT その日まで生命力フル活動で日々精進してまいります!ゆっくりお湯に、"アート"につかりに、ぜひ、別府に来てください。
このまちにいるだけで何かと出会えるように楽しい仕掛けをいっぱいつくっておきます。
【事務局註】コラム掲載時、芸術祭の開催は2008年を予定