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文科省政策評価制度→文化庁アートマネジメント政策

文部科学省のWEBに「政策評価制度について」というページがあります。文科省において、どのように政策の評価が行われているか、まとめてあります。

事業評価の項を見ると、評価の結果、平成21年度...つまり本年度、新規または拡充となった事業の一覧が掲載されています。全部で、13の政策目標における108事業。「文化」は、政策目標の12番目。アートマネジメント重点支援事業は、新規案件に掲げられています。

「政策目標12 文化による心豊かな社会の実現」
アートマネジメント重点支援事業(新規)
本物の舞台芸術体験事業(拡充)
国宝重要文化財等買上げ(拡充)
建造物保存修理等(拡充)
建造物防災施設等(一般)(拡充)
地域日本語教育体制整備事業(新規)

政策はこのようにつくられていくのだなと見えてきます。これが、昨日のブログの助成金につながっていくわけですね。

文化庁が実施したアンケートの数字が根拠として挙げられていましたが(回答された現場の方々の感想をうかがいたいです!)、アートマネジメント分野が国の新規事業として成立した後も、こうした基礎調査は引き続き実施してほしいです。

アートマネジメント現場の声を、国が継続してすくい上げていく場が必要です。

そして次回は、調査設計の準備期間を十分とり、小さなアートNPOも含めた幅広い現場を調査対象にする必要があるかと思います。

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