旭山動物園の「想像力」と「創造力」(セミナー案内)
担当している企画のご案内をひとつ。
じゃん!【野性と創造】!
公開中の映画「旭山動物園物語~ペンギンが空を飛ぶ~」が話題の、北海道旭川市の旭山動物園。廃園の危機を乗り越えて大人気施設へと生まれ変わらせた立役者の一人(映画の新人飼育係のモデル)、副園長の坂東元さんをゲストにお招きするトークセッションを、3/24(火)に開催します。
アートと動物???一見なんら関係なさそうですが...旭山動物園のクリエイティブな仕事ぶりは、創造が本業の芸術文化施設や組織以上。運営の姿勢など、アート分野も見習いたいことが多く、獣医師であり日々新たな企画にも取り組む超ご多忙の坂東さん(「ゲンちゃん日記」参照)に出演をお願いしました。
ハンディの多い日本最北の地方動物園。しかし、自分たちにしかない資源を活用してマイナスをプラスに転じてきました。最初から大人気動物園だったわけではなく工夫を積み上げてきたのです。その発想転換力と根気は、負の要因を抱える地域でまちづくりに取り組む関係者に、大きな自信を与えてくれるでしょう。
また、動物本来の動きが見られることで人気の施設設計は、そもそも動物たちの気持ちになって考えられたもの。この「動物目線」は、自分とは異なるものに思いを馳せることの重要さを教えてくれます。一人ひとりの「想像力」が働く世の中は、もう少し暮らしやすくなるのでは...などと考えさせられたりします(第4回コラムで榎本広樹さんも想像力について書かれています)。
さて、坂東さんのトークのお相手は、ネットTAM第15回リレーコラムの執筆者、NPO法人remoの甲斐賢治さん。「実は旭山動物園のファン」とのことで、ワークショップ研究のため旭山動物園に視察に行って映像作品をつくられたことも(remoサイトのTOPにはその時の作品が!)。ふたりのゲストを迎えるホスト役は、アサヒビール&横浜市芸術文化振興財団の加藤種男さん。坂東さんと甲斐さんをよく知る加藤さんの進行で、大きな視点から未来の社会を考えたいと思います。
フレッシュな発想で新年度を迎えたい皆さま、春のトークにぜひお越しを!
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陽春文化鼎談 【野生と創造】
~旭山動物園の「発想転換力」と「想像力」~
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動物本来の生態や動きを見せる「行動展示」の導入で、一時廃園も検討されたほどの危機を克服し、いまや年間入場者数300万人を突破する全国的な人気施設となった旭山動物園。
「飼育展示係員」が動物のエピソードを紹介する「ワンポイントガイド」、「動物園パスポート」、「夜の動物園」、「雪の中の動物園」(ペンギンの散歩)など、ヒットアイディアを次々と生むスーパー動物園の事例から、発想の転換、創造力、異なるものを思う想像力、これらを育む仕組みづくりについて考えます。
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■日 時:2009年3月24日(火)15:30~18:00(開場15:00)
■会 場:BankART Studio NYK (神奈川県横浜市中区)
■プログラム(予定) >>出演者略歴等はこちら
第1部:基調講演 15:30~16:25
坂東 元 (旭川市旭山動物園副園長)
第2部:トークセッション 16:35~18:00
坂東 元 、甲斐賢治 (NPO法人remo代表理事)、加藤種男(横浜市
芸術文化振興財団専務理事/アサヒビール芸術文化財団事務局長)
■定 員:250名 ※先着順、定員になり次第締め切り
■参加料:無料
■お申込み:件名を「3/24旭山動物園トーク参加希望」とし、1)氏名、2)所属、3)住所、4)TEL、5)メールアドレスを、mecenat@mecenat.or.jp まで。
■お問合せ:▽本件の内容/お申込み→企業メセナ協議会(セミナー担当)
TEL:03-3213-3397 mecenat@mecenat.or.jp
▽横浜市の創造都市政策、アーツコミッション事業等
→アーツコミッション・ヨコハマ TEL:045-227-7322 acy@yaf.or.jp
■主催:アーツコミッション・ヨコハマ(横浜市開港150周年・創造都市事業本部、[財]横浜市芸術文化振興財団)/[社]企業メセナ協議会
■協力:BankART1929