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いのちと向き合うアート

先週、とある集まりの帰り道、門仲天井ホールのKさんと一緒の電車に乗って話をしていたら、「そうそう、これ」と1枚紙を渡されました。ティーンエイジャーの声を集めているので、よかったら書いてねとのこと。ティーンの倍もいっちゃってますが・・と見てみると、「Inside-Out 2008 いのちと向き合う~井上廣子 写真彫刻展」の一環のアンケート。好きな時間、好きな場所・・・10代の自分へのメッセージを書く場所も。元ティーンも歓迎だそうですので、みなさまもいかがでしょうか。

「写真彫刻」というのは耳に新しいですが、本展は、2005年にウィーンのオットー・ワーグナー精神病院ユーゲントシュテール・テアターで開催された個展を新作で再現するものだそうです(3月に日本で「高校生撮影会」を実施)。チラシにも掲載されている目を閉じた若者の半身像は、同じ問題を抱えている世界各地のティーンたちとのこと。

今回、写真彫刻と相対する<日本の現在のティーンたち>が、どのように自分のこころ、いのちと向き合うのか。高校生の写真彫刻を見て、元ティーンの大人が何を思うか。普段はなかなか向き合いにくいものと、ちょっと異なる切り口で正面から向き合う機会として、たいへん興味深いです。

関連企画として、4つの「TOWN MEETING」も開催されます。いずれも、いのちと向き合う、がテーマ。

A.境界線でゆれる心とアート
B.どうする? 何しゃべる?~ティーン井戸端会議 ~
C.美はトラウマを超えられるか? ~ 心的外傷を美術はどうとらえるか? ~
D.うたの住む家 ~ あるエイブルアートの試み ~

Inside-Out 2008 いのちと向き合う~井上廣子 写真彫刻展

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