「汎用」へのこだわり
途中から「KAIZENプロジェクト」のことを知ったので、公開プレゼンやパブコメ募集までの流れがわかりにくいです、とのメッセージをいただきました。
本日、「公募概要」のページを復活しましたので、本プロジェクトの趣旨や助成内容、応募条件、評価ポイントなどを、改めてご覧いただけましたら幸いです。パブコメについては、6/7ブログをご覧ください。
さて、募集要項の「評価ポイント」に「汎用性」というのがあります。KAIZENプロジェクトのこだわりの一つです。
例えば、北海道で生まれたKAIZENの仕組みが、沖縄でも利用される。青森の提案が福井でも実施される。こんな風に、あるところで生み出された仕組みが別の土地のKAIZENに役立ったらいいなと。応募条件に「助成されたプロジェクトの内容がネットTAMサイトに掲載され、広く一般に公開されること、他者がその内容を積極的に活用することに同意してくださること」を入れたのは、こうした理由からでした。
これは、「助成」というものに対するチャレンジでもあります。通常、「助成」では、主として助成する側と助成される側の二者間で、お金も情報も完結することが多い。でも、もしあるところでうまくいったKAIZEN提案を別の団体も活用できれば、助成の効果は、2倍にも3倍にもなって広がっていく。こんな助成の仕組みがあってもいいのではないかな、と考えた次第です。
芸術環境を抜本的に改善するには、もしかすると、こうした助成の仕組みも有効かもしれない。仮説ではありますが、まずは民間らしく、一歩踏み出してチャレンジすることから。
7/12公開プレゼンテーション大会まで、あと12日です!