「地域」を合言葉に、どう連携できるか
KAIZENの公募期間も、いよいよ明日が最後の一日となりました。たくさんのご応募お待ちしています。
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高校時代の友人が企画運営に携わっていると聞き、「ファーム・エイド銀座2008」というイベントに行きました。都会も都会、東京・銀座でミツバチを通して自然と人間の共生に取り組むNPO法人銀座ミツバチプロジェクトが主催しているというのも、ちょっと気になり・・・。
「都市・里山・奥山をむすぶ サスティナブル ネットワーク フェスタ」ということで、全国各地から、環境との共生や農林水産業で地域活性化に取り組む人たちが参集。各種シンポジウムやワークショップ、特産物の直売などが終日催されていました。
シンポジウムを聞いていて、いわゆる「アートを通じたまちづくり」のイベントではないのに、この近しさはなぜ??と考えることしばし・・・。
切り口はアートプロジェクトとまったく違うのですが、「地域」とか「まちづくり」という言葉が頻繁に使われるからでした。自分たちのまちを元気にしたいという目標や、いかに協力しあうかという話も、なんだか「アートと地域」を考えるシンポジウムやプロジェクトと同じだ・・・。
ここにも、自分たちの地域のことをこんなに真剣に大事に考えている人たちがたくさんいる。と思うと、どうにかうまく連携できないものだろうかという気がしてなりませんでした。
地域に根ざして活動しているアート系と農林水産業系の団体が、もっとがっぷりタッグを組んだら、すごいパワーが生まれるのではないでしょうか。「自分たちのまち」という最大かつ最強の共通項がありますから。
そういえば、どんな分野の催しでも、何かとアート系イベントが盛り込まれることが多いのが前から気になっていました。一緒に取り組む余地はおおいにあるように思えます(今回も、児童絵画展や現代アート展、「映画づくりはまちづくり」と題した映画「降りてゆく生き方」制作発表会等がありました)。
一方、各地のアートプロジェクトでは、ご当地の食や自然環境を一緒にPRすることが多いですよね。
ゼロから見事にもの(ごと)を創りあげるアート系と、地域の個性である自然を知り尽くす農林水産系とのコラボ----そんなことを考えたファームエイドでした。