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札幌出張手記

北海道への出張の際に、リレーコラムでお世話になりました「NPO法人コンカリーニョ」理事長の斎藤ちずさんと「赤い実企画」代表「レッドベリースタジオ」主宰の飯塚優子さんを訪ねて参りました。

まずJR琴似駅の生活支援型文化施設「コンカリーニョ」へ!
プロレスから有名な劇団のお芝居まで、年間67演目が上演される劇場です。
都市再開発で再建された40階建てのマンションや医療施設などが入居する一角にあり、一見すると劇場とはわからない場所にありましたが、中に入ると「北海道大学 ブルーグラス部」のリハーサル中。卒業生の指導が入るなど若い方たちの熱気にあふれていました。
座席数は200~280。4万円で劇場内の座席にネームプレートが付くなど、劇場を応援する仕組みもひとひねりされていて「さすが!」と思いました。(ネットTAM運営事務局のW氏のネームもありますのでぜひ探してみてください)。
周辺住民の方々との良好な関係作りを大事に考え、地域を巻き込んだイベント(もちつきや盆踊り大会??)も積極的に実施しているそうですので、お近くにいらっしゃる方はぜひのぞいてみてください。
斎藤さんからお伺いする、最近の演劇事情などお話がおもしろく、つい居座ってしまいそうになりました。

コンカリーニョから歩いて7・8分のところにあるレッドベリースタジオでは12月8日(土)に実施される「ウソップの会」の朗読劇のリハーサルを見学させていただきました。 *「ウソップの会」は視覚障がい者と睛眼者が一緒に朗読劇をつくることを楽しみながら、楽しい舞台を届けることを通じて地域社会貢献活動を行っているグループです。
初めてみる朗読劇でしたが、言葉が演じ手の身体(その方の歴史)を通してダイレクトに伝わってきて、なんともいえない清々しさを感じました。
レッドベリースタジオはお家のような規模のすてきな空間で、朗読劇のリハーサルの他にもちょっとした音楽会などにも利用されるそうです。ワインを飲みながらのんびりと生の音楽を聞くことを想像して、とっても羨ましくなりました。そういえば、コンカリーニョで演じる劇団員が合宿所として利用することもあるそうです。

最近のリレーコラムの状況をみても、北海道のアート関係は奥が深いなぁと実感した札幌出張になりました。

お忙しいところ貴重なお時間をいただきました、斎藤さん、飯塚さんありがとうございました。

【トヨタ宇野】

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