全国アートNPOフォーラムin淡路島
5年前に神戸で開催された「第1回全国アートNPOフォーラム」は混沌としていた。平行線の議論に張り詰める空気・・・。でも、何だかわからないけど熱いエネルギーを感じた。今思うと、何かが動き始める前の混沌だったのだ。
神戸から5年。今年の全国アートNPOフォーラムでは、アートNPOの基盤を向上させる芸術文化振興策を話し合い、「淡路島アート議定書」の発表を試みるそうだ。
神戸に続き札幌・前橋・青森・別府でフォーラムを開催し、アートNPOリンクというNPO法人を誕生させた5年間の集大成という側面もあろうが、ベクトルはむしろ前向きのはず。全国のアートNPOが今後も前進し続けていくための戦略を検討する、未来に向けた会議だろう。なるべくたくさんの多様な意見が交わされてこそ、議定書なるものが光ってくると思うし、めぐりめぐって自分たちの活動環境にもいい影響が出てくるかもしれない。みなさん、ぜひ淡路フォーラムにご参加を!
・・・と応援するにはワケがある。
淡路島といえば、NPO法人淡路島アートセンターのやまぐちくにこさんが書いてくださった第25回リレーコラムのご当地だ。「何でフォーラムが、議定書が、淡路なん?」と思った方は、やまぐちさんのコラム「さっくり耕せ、淡路島」をまず読まれたし。そして、毎年毎年フォーラム開催に尽力されているのは、第16回コラム執筆者のNPO法人アートNPOリンク樋口貞幸さん。さらには、初日のプレゼンテーションに、第26回リレーコラム執筆者安部純子さんのNPO法人BEPPU PROJECT、現在掲載中のTAM SEED執筆者徳永高志さんのNPO法人カコア、第14回リレーコラムで木下智恵子さんが書いておられた「NAMURA ART MEETING '04-'34」が登場する。これはネットTAMとして応援せずにはいられない。
初日のディスカッションには、トヨタ自動車社会貢献推進部・布施直人社会貢献推進室長もコメンテーターとして出演予定だ。
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