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「パブリックシアターのためのアーツマネジメント研修」中間発表会

興味深いお知らせをいただいたので、紹介します。

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公共劇場の事業企画を考える
「パブリックシアターのためのアーツマネジメント研修」中間発表会のお知らせ

時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
当財団では、今年度4月より専門職として公共劇場の運営に携わろうとしている人を対象とした、10ヵ月間の「パブリックシアターのためのアーツマネジメント研修」を実施しております。このたび6名の研修生による中間発表会を実施することとなりましたのでお知らせいたします。
中間発表会では、6名の研修生各人が、ゼミ、講座、実務研修などを通じて考えてきたことを、公共劇場ならではの企画としてまとめ、発表いたします。当該研修のアドバイザーの方々の講評も頂きながら、公共劇場でこの先展開していくべき事業を考えていく会にしたいと思っております。お時間の都合が許すようであれば、是非ご参加いただけますようお願い申し上げます。

                  記

1. 日時: 平成19年9月30日(日) 11時~14時
2. 場所: 世田谷文化生活情報センター 稽古場C
※東急世田谷線脇の低層棟2階技術部入口(シアタートラム上部)よりお入り下さい。稽古場Cは地下4階となります。迷った場合は03-5432-1526(世田谷パブリックシアター受付)までお電話下さい。

※9/27追記:場所が上記に変更になったそうです。「場所の変更に伴い、お分かりの方は事前に電話にてお知らせ頂けると大変助かります(でも当日飛び込みも大歓迎です)」とのこと。

問い合わせ/お申込み:財団法人せたがや文化財団
世田谷パブリックシアター制作部
電話 03(5432)1526
担当 奥山・恵志
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考えたこと2つ。

教育(education)と研修(training)の違いがほとんど意識されないまま、提供し、求められている「各種アートマネジメント講座」の中にあって、この研修プログラムは、かなり明確な"現場トレーニング系"。実践的な研修なのではないでしょうか(想像で話していますが・・)

もうひとつ、受け入れ理由、受け入れた人材にどうなってほしいかといった、受け入れ側の明確な目標設定を感じます。加えてしっかりした研修内容。研修生のためにきちんとしたプログラムを提供することは、実務をこなしながらのスタッフにとってはなかなか大変。そんな中、中間発表会まで開催するってすごいですね。

以前、キャリアバンクをご覧になった方から「インターンとボランティアの違いは何か」と質問をいただきました。労働対価(有償/無償、有形/無形のリターン)についての、研修生と受け入れ先の意識のズレもさることながら、実践研修の場であるインターンとボランティアの区別があいまいになり(=インターンという言葉が安易に使われるようになり)、インターン生が「学びの場」を実感できずにいる状態があるとすれば、どうにかせねばならないと感じています。

そんなことを改めて考えさせてくれるご案内でした。発表する研修生さん、がんばってください!  

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