なぜ、福岡の1アートNPOがこのようなセッションを開催できるに至ったのか?
まずは今回のセッションにおいでいただくメンバーを確認してみましょう。出演者の経歴は後日に譲るとして、それぞれの地域にご注目ください。
○パネリスト
斎藤ちず(NPO法人コンカリーニョ理事長/札幌)(-1/-4)
谷瀬未紀(ピカラック/北九州)(12/0)
井神拓也(ヨーロッパ企画制作/京都)(11/0)
詩森ろば(風琴工房主宰、TOKYOSCAPEフェスティバルディレクター/東京)(9/2)
○ケーススタディ報告
森忠治(tripod/仙台)(7/0)
○司会
荻野達也(fringeプロデューサー/東京)(9/2)
札幌、仙台、東京、京都、北九州とまさに全国からお集まりいただいております。
括弧内の数字は、各都市の本日の最高気温と最低気温です。広範囲ぶりをわかりやすく伝えるために、つけてみました。
福岡の1アートNPOがなぜこのような企画を開催できるに至ったのか、ですが、それには小劇場演劇の制作者を支援するサイトfringeの主催で2006年に開催された、演劇制作者啓発ツアーPmP2006に触れないわけにはいきません。
この企画は、全国11地域18人の制作者が集まって施設の見学をしたり先人に取材をしたりするという企画でした。そしてそのツアーを通じ、地域の制作者間の交流がはかられました。またこの18人のほかにも、各地域で支援してくれたや、取材にご協力いただいた方とのご縁をいただきました。
この企画に事務局として参加することで、私どもFPAPのネットワークは飛躍的に拡がりました。
そして今回の企セッションはPmP2006の関係者を母体とし、その議論の中から発生した企画です。つまり、PmP2006という企画とご縁が持てたから実現できた。というわけです。
そのほか、セッションに選んでもらったからセッションを実現できた。という禅問答のような回答もあるにはあるのですが、PmP2006というキーワードをもって、標題の回答としたいと思います。