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忘却と恍惚の方法論 - Methodologies of Oblivescence and Trance
投稿者:
田島悠史 E-mail
投稿日:
2024/01/24
場所:
福島県 
ジャンル:
展覧会  ワークショップ  その他の催し  その他 
テーマ:
企画・プロデュース  地域活性  その他 
展覧会概要:福島県双葉郡大熊町を舞台とした新しいフィールドワークの方法を探るものです。芸術家の田島悠史は「テクノ・フィールドワーク」、詩人の佐々木樹は「ポエティック・トリップ」と称したアプローチからの成果を発表します。※この事業は令和5年度地域経済政策推進事業費補助金(芸術家の中期滞在制作支援事業)の支援を受けています。

■展覧会名:忘却と恍惚の方法論 - Methodologies of Oblivescence and Trance
■開催日時:2024年2月9日(金)〜2月11日(日)午前11:00 – 午後5:00
■開催場所:KUMA・PRE(福島県双葉郡大熊町下野上大野98–1)

■ショートステートメント
「ポエティック・トリップ(Poetic Trip)」の試み(佐々木 樹)
詩的な何かを感じることは、現実をひとつの入り口としながらも、
さまざまな世界との分岐をもって突如あらわれる。詩的な何かをつかむためには、観察を通じた回顧・想像などのような跳躍・潜在を通じた垂直的接近であると私は考えている。今回ひらかれる「ポエティック・トリップ(Poetic Trip)」は詩的な何かに繋がりにいこうとする試みである。
…簡潔に言えば、この会期中だけは、いまあなたが感じている世界からタイムリープをしてきたような状態、つまり別の世界線にやってきたという心持ちで、ある世界(大熊町)をトリップ(移動・超越)してみてもらいたいと考えているわけです。さまざまな人々の世界線が交錯することによって、これまでとは違った世界(大熊町)への接続ができる瞬間がともにみえたら嬉しく思います。

「テクノフィールドワーク(Techno Fieldwork)」の試み(田島 悠史)
地域芸術祭の多くは、芸術家の探索的なフィールドワークで始める。そこでは「できるかぎり先入観や常識に基づく判断を排して、自らの感性に委ねてフィールドに向かうこと」が望ましい*。今回も、その手法で始めたが、この土地では歩くほど「原発」や「東日本大震災」等の情報に囚われてしまう。半ばヤケになり、ケミカル・ブラザーズを流しつつドライブをしていると、電柱や家々や太陽光パネルがMVの一場面に見え、異なる深度で風景を眺めている自分に気づいた。
テクノミュージックは人を恍惚とさせ、一時的に忘却させる効果を持つ。それは強すぎる情報の力を薄める効果があるが、大熊に限らず、情報が爆発的に増え続ける現代社会に対して有効であると期待している。
*加藤文俊(2022)「態度としてのフィールドワーク:学会誌の「外」へ」より引用

■会期中のイベントについて
佐々木樹によるワークショップ
「ポエティック・トリップ」
会期中13:00-14:00/15:00-16:00 1日2回を予定
所要時間約60分(人数制限・事前予約なし)
企画撮影協力:Dory 誠

田島悠史によるトークイベント
「この土地の可能性に酔い、過去を忘却する」
出演:山中理史(移住者)・木村裕・田島悠史
日時 2/10(水)15:00より(人数制限・事前予約なし)

※お問合せ先:umakutodokanai@gmail.com

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