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件名:
[20603]
シェレンバウム・ゾエ「mare marginis - 縁の海」at Kanzan Gallery
投稿者:
コ本やhonkbooks E-mail
投稿日:
2018/04/22
場所:
東京都 
ジャンル:
展覧会 
テーマ:
その他 
Kanzan Curatorial Exchange「残存のインタラクション」vol.3
シェレンバウム・ゾエ「mare marginis - 縁の海」

シェレンバウム・ゾエの個展「mare marginis - 縁の海」を開催します。
シェレンバウムは、場所の固有性を見出しかつ表現化される営みを、芸術表現という領野から実践的な問いかけをして来ました。近年は「ゲニウス・ロキ」を主題として掲げ、目に見えない繊細で詩的な相互作用が人々とその環境にいかに形成しているのか、国内外で様々な方法を用いて発表しています。
シェレンバウムの出生地はニューカレドニア、育った場所がフランス、現在では日本に拠点をおき、彼女自身のルーツへの眼差しから始まった問題意識は、表現活動のみならず学際的な研究に向けても展開しています。場所と場所のあいだで起こる交錯的経験や、土地に潜在する力(物語)といった、「dépaysement」の経験 -知らない異国の地に踏み入れた時に感じる道に迷った感覚を、3つの国の間に立つことで見出される創発的な混淆とするべく、その議論の開かれた場としても展覧会を企図しました。
展覧会場では、ニューカレドニアでの現地調査をもとに、儀式的な土器、船具の帆、伝統的な天測航法(航海術)に関する資料を用いて、映像インスタレーション、映像作品、ドローイングと合わせて構成しています。

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「残存のインタラクション」
写真や映像といった記録メディアにおける残存とはなにか。イメージ特有の振れ幅が語りを誘発し、語りを困難にもする。「残存とは時間感覚の喪失をもたらす症状にほかならない」(ジョルジュ・ディディ=ユベルマン)。映画におけるドキュメンタリーの手法を問い直す映像作家(飯岡幸子)、芸術作品や作家性に議論喚起を企てる美術家(原田裕規)、土地や場所が与する相互作用を表出させるアーティスト(シェレンバウム・ゾエ)の全3 回の展覧会( 個展) を通して、記録や表現の行為に迫っていきその意味を問い直す。

[イベント]
トークイベント+オープニングレセプション:4月28日(土)17:00 -
ゲスト:里見龍樹(早稲田大学人間科学学術院専任講師/文化人類学、太平洋地域研究)

[ 展覧会概要 ]
展覧会名    Kanzan Curatorial Exchange「残存のインタラクション」vol.3
        シェレンバウム・ゾエ「mare marginis - 縁の海」
アーティスト  Zoé Schellenbaum(シェレンバウム・ゾエ)
会期      2018 年4 月20 日( 金) - 5 月20 日( 日)
時間      12:00-19:30 /日曜17:00 まで
定休日     月曜日
会場      Kanzan Gallery 〒101-0031 東京都千代田区東神田1-3-4 KT ビル2F
Web     http://www.kanzan-g.jp/

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