永田 宜子 ながた よしこ
新国立劇場舞踊チーフプロデューサー
1988年から牧阿佐美バレエ団で企画・プロデュース・広報等を担当。96年に新国立劇場に移り新国立劇場バレエ団の立ち上げ、97年の劇場開場以来現在にいたるバレエ公演活動に係る。2005年からは制作部舞踊チーフプロデューサーとしてバレエおよび現代舞踊を統括。
中野区教育委員会もみじ山ホール開館事業企画委員会企画委員(91年)、社団法人日本芸能実演家団体協議会・芸能推進委員会委員(91年)、文化庁・地域文化施設の在り方に関する調査委員会委員(95年)等を務めた。また最近は、東京外国語大学、武蔵野美術大学、昭和音楽大学の特別講師、東急セミナー講師としてプロデューサーの目から見たバレエ舞台創りの魅力や舞踊鑑賞の楽しみ方について講義も行っている。
新国立劇場
【New National Theatre,Tokyo】
千代田区隼町にある国立劇場が、歌舞伎、文楽、日本舞踊など日本の伝統芸能を上演するのに対して、バレエ・オペラをはじめとする現代舞台芸術の上演を目的として1997年に渋谷区初台に創設されたのが新国立劇場である。バレエ、現代舞踊、オペラ、演劇の各ジャンルが年間を通じて公演活動を行うほか、将来のアーティストを養成するバレエ研修所、オペラ研修所、演劇研修所があり、情報センターも併設されている。建物は、モダンで美しい景観をもち、TVドラマやCM撮影スポットとしてもたびたび取り上げられている。劇場総敷地面積は28,688㎡。世界屈指の音響効果とハイテクを備えた舞台機構をもつ3つの劇場(オペラ劇場、中劇場、小劇場)を核にした世界でも例の少ない総合的劇場施設である。