アサダワタル あさだわたる
1979年1月1日生まれ。大阪市立大学法学部卒。「日常再編集」をコンセプトに、音楽構成・演奏、著述、文化プロジェクトの構想・演出、大学講師・各種講演など、幅広いアウトプットで活動するクリエイター。芸術分野から都市計画分野、社会福祉や教育分野など、常にいくつかの領域を越境し、各々のコミュニティーの価値観をリミックスする活動を各地で実施。「日常再編集」「積極的コミュニティー難民」「分野ノマディズム」の3つを活動コンセプトとして掲げ、生活と仕事のボーダーを取っ払いながら、「表現としての生き方・働き方」を追求する。大阪福島と東京浅草橋にオフィス「事編kotoami」主宰。
2002年、バンド 越後屋のドラマーとして、くるり主宰レーベル「Noise McCartney Records」からCDをリリースしたことがキャリアの始め。03年以降、ソロ名義である大和川レコード、ユニット SJQ(HEADZ/cubicmusic)でのライブ活動をはじめ、CM・映画での演奏、国内外でのCDリリース多数。
08年、ソロ名義で横浜BankART1929「CafeLiveSeries」にて大賞受賞、11年、文化庁文化芸術海外発信拠点形成事業 糸賀一雄記念賞第10回音楽祭「創発ワークショップステージ」にて、仏ナント市のアートセンターLIue Uniqueの音楽プログラマー フレデリック・スーリスと共に音楽構成を担当した。あわせて、表現活動を“音”から“場/事”に拡張し、遊休施設や寺院、住居や旅館や店舗などを活用したコミュニティースーペースの演出にも関わる。近年は自宅の一部を他者に開放する「住み開き」を提唱しつつ、10年の青森県八戸市「はっち開館プレ事業」での滞在制作など、全国各地を移動しながら活動。
主な著書に『住み開き 家から始めるコミュニティ』(筑摩書房)、『編集進化論 editするのは誰か?』(フィルムアート社、共著)。神戸女学院キャリアデザインプログラム(2010年~)、立命館大学映像学部非常勤講師(2011年)。津田塾大学ソーシャル・メディア・センター評価委員(2010年~2011年)、NPO法人COCOROOM副代表理事(2007年~)、近江八幡ボーダレスアートミュージアム NO-MA アドバイザー(2011年~)などを歴任する。