伊東 和彦
いとう かずひこ
[撮影=岡倉禎志]
執筆・編集者、博物館学芸員(フリーランス)、大学非常勤講師
[撮影=岡倉禎志]
1953年横浜生まれ。関東学院大学工学部機械工学科卒。Mobi-curators Labo.を主宰。大学非常勤講師(担当:自動車技術文化史)ほか、フリーランス・キュレーター、自動車についての執筆活動をおこなう。
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商社系自動車輸入販売会社技術部を経て、82年(株)二玄社入社。広告部、カーグラフィック(CG)編集部を経て、季刊自動車雑誌SUPER CGの創刊に参加。92年4月よりSUPER CG編集長。CG別冊単行本編集室において、単行本、SUPER CGほか、CG別冊の執筆・編集に従事。2010年6月末日、二玄社を退社し、現在に至る。
クルマ好きが高じてメーカーの技術者をめざすが、おりから勃発した石油危機による未曾有の就職難に加え、成績不良で頓挫。なんとか潜り込んだ自動車輸入販売会社で歴史のある欧米車を扱ううちに、自動車工業史全般に興味を抱く。
以来、これだけ多くの人々の生活にクルマが深く関わっているのに、「自動車がもたらした社会学」について、日本ではほとんど語られる機会がないとの不満が頂点に達し、2009年、一念発起して某大学の通信教育過程に学び、博物館学芸員の資格を取得。自動車関連の企画展開催を模索する。クルマの歴史に触れるには実際に所有してみることが不可欠と、自らも1928年製のヴィンティッジカーほかを所有し、クルマの発達史を体感している。