箱守 栄一
はこもり えいいち
美術品リスク・コンサルタント
1948年、東京に生まれる。70年立教大学経済学部卒後、東京海上火災保険(株)入社。同社にて主に美術展の保険引き受けに約30年関わり2001年三菱系企業の関連会社に保険部門の責任者として出向転籍。08年同社退職後美術品リスク・コンサルタントに転身。91年4月に慶應義塾大学文学部に開講された「アートマネジメント講座」にて毎年アートのリスク・マネジメントについて講演。2005年慶応義塾大学大学院アート・マネジメント分野にてアートのリスク・マネジメントを非常勤講師として担当。2009年3月から文化庁の国家補償制度検討協力者会議委員とそのワーキンググループ座長に就任。現在実現に向け取り組み中。保険会社の目から見たリスク・コントロールを研究し、機会があれば現場に足を運びマネジメントの実際を見聞し研究している。事故の現場には次の事故を防止するヒントが必ずあり、阪神・淡路大震災の際にはボランティアとして文化庁の文化財レスキューにも参加。日本の美術展国家補償制度の創設をライフワークとして取り組む。アートのリスク・マネジメントを主な研究テーマとして取り組む。