ダニエル・ハリス・ローゼン
東京を拠点とするバイリンガルのクリエイティブディレクターであり、日本のアート業界で30年以上の経験を持つ。自身がビジュアルアーティストであったことから、キュレーターやVJ、ビデオディレクター、そしてThe Japan Timesや他の名だたるメディアでのアートライターとしても活動してきた。
1990年代末、国際的に有名な太鼓パフォーミングアート集団「鼓童」の年次音楽祭「アースセレブレーション」のプロデューサーとして関わった後、日本、ヨーロッパ、アメリカのツアーに同行し、ロードマネージャーやプレス担当として活動した。鼓童の経験を通じて、芸術マネジメントを学び、そして学術的に芸術と向き合うためのインスピレーションを受ける。
2000年にはハワイ大学マノア校で美術の勉強を始め、その後、東京の多摩美術大学で美術のMFAとPhDを取得。まだ学生だった2006年頃に、インターネットで大ブレイクしたアーティスト集団「輪派絵師団」に参加した。YouTubeで合計1億4000万回以上もの再生回数を誇る輪派絵師団との活動を通じて、NHK、YouTube、MINI Cooper、マクドナルド日本などの企業との商業的な実績を積む。一方、自身の現代アートの芸術キャリアも追求し、ホノルル美術館や台北アートフェアなど、世界中の会場で作品を展示。
2010年、これまでの芸術的な取り組みを統一するために「TokyoDex」という名前を使い始め、2012年には「TokyoDex合同会社」を設立した。このような活動を通じて、大規模なアートプロジェクトを実行する上でクリエイティブディレクターに必要不可欠なクリエイティブビジョン、日本のアートコミュニティへの広範なネットワーク、日本文化と国際的なビジネスへの対する理解を深めた。主なクライアントとして、ドイツ大使館、経済産業省、慶應義塾大学、Google、GREE、EY Japan、サッポロビールなどがある。