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世界の中の日本と、文化のための「空間」

 リレーコラムのバトンを丸岡さんから受け取りました、ありがとうございます。トヨタさんのアートマネジメント講座にはるか昔通ったことも懐かしく思い出されます。今回このような機会をいただき、迷いましたがありがたく素直に受けることにしました。下手な文章で申し訳ないことですがどうぞおつきあいください。

 国を越えて人と人をつなぐ仕事、というお題をいただきました。結果的にそういう仕事をしているという感はあります。日独間の国際文化交流の仕事について以来、実にさまざまな人との出会いに恵まれ、そこから多くを学びました。振り返ると節目となる重要な出会いや出来事が確かにありました。そのなかには、今日の私の仕事における判断基準や価値観に大きく影響しているものもあります。個人的な体験しか書けませんが、そこから何か見えてくるかもしれませんので、まずは同時代演劇を中心とした交流を例にとり書いてみます。

世界の中の日本

国際舞台芸術フェスティバル Theater der Welt

 ドイツ国内の最も重要な国際舞台芸術フェスティバルとしてTheater der Welt(テアター・デア・ヴェルト)が挙げられます。直訳すれば「世界の演劇」、3年ごとに都市持ち回りでITIドイツセンター主催のもと実施され、ドイツ連邦政府・州・市が3分の1ずつ予算をつけます。1981年にスタートし、そのつど異なる芸術監督を迎え、ドイツ語圏や欧州外地域の作品も含め国際的なプログラムを組んできた先駆的なフェスティバルです。

 1996年2月ベルリンからドラマトゥルグのハンナ・フルツィヒさんが来日、数日間のリサーチを手伝うことになりました。同フェスティバルの初の旧東独地域ドレスデン開催が決まり、そのディレクターに就任していました。彼女のリサーチをコーディネートし、演劇人やジャーナリストとのミーティングに同行・通訳し、観劇にも同行し、内容を説明し、演出家と引き合わせる。大変でしたが、移動中や打ち合わせ・観劇後必ず、あなたどう思った? と容赦なく感想を聞かれ、拙いながらも自分の意見や気づいた点を必死で言語化し、お互いにコメントしあうその時間が実に充実していて楽しかったのです。これが、ドイツ語圏演劇界でプログラムや企画、フェスティバルなどを手がける職、ドラマトゥルグやキュレーターとの最初の出会いです。

 2002年にはTheater der Welt 2002(ケルン、ボン、デュッセルドルフ、デュイスブルク 4か所同時開催)の芸術監督マティアス・リリエンタールさんが来日。演劇をドイツの社会、ヨーロッパもしくは世界の状況のなかでとらえる人で、では日本の社会は今どのような課題を抱え、若者は何を考え、たとえば失業率は何パーセントか、等々根掘り葉掘り聞かれました。つまり、世界の中の日本でその演劇はどんな状況にあり、そのなかでどのような作品がつくられているのか、を観にきたのです。結局当時は彼が招聘したいと考えるグループには出会えませんでした。

 2004年にはTheater der Welt 2005(シュトゥットガルト)のディレクター、マリー・ツィンマーマンさんも来日、そのリサーチにも一部同行しました。弘前劇場と劇団態変が招聘されました。

数々の出会い

 ハンナ・フルツィヒ、マティアス・リリエンタール、マリー・ツィンマーマン、と3人挙げましたが、初対面の彼らのリサーチに請われて同行することが、なぜあれほど楽しかったのか。数日間だけですが一緒に日本の演劇関係者に会い、公演を観て、そのたびに真剣に意見を求められ、多数の質問をされ、ディスカッションを繰り返しました。乏しい知識と短い経験をフル稼働させ、不足の部分は感性や勘で補いながら何とか対応しました。今から思えば、彼らの演劇観、価値観、異文化に対する視線を知ることがとても興味深かったのに加え、まず個人として尊重され、同等の仕事のパートナーとして意見をときに厳しく求められ、それに必死で答えようとする、これが楽しかったのだと思います。

 このように短い間でも時間と体験を共有し意見を交わすことを通し、互いの考え方や価値観を理解し信頼関係を築く、これが何か本質的な体験となったような気がしています。こうした優れたドラマトゥルグとの出会いが、私の仕事の範囲も視野も広げていきました。余談ですがマリー・ツィンマーマンとは、その後欧州のフェスティバルでドラマトゥルグとして仕事をともにする予定でしたが、思いがけなく急逝したためかないませんでした。

 マティアスとはその後、ケルン日本文化会館(国際交流基金)勤務時代に仕事をともにする機会がありました。自分が芸術監督を務める劇場HAUが2009年秋アジア・パシフィック・ウィークの文化プログラム予算を獲得した、日本をテーマとした特集を組みたい、同等の共同キュレーターとして迎えプログラムを一緒に考えたい、という依頼を受けました。ちょうど2009年3月はF/TTPAMが同時開催されたので、そこで1週間のリサーチを行いました。「TOKYO-SHIBUYA: THE NEW GENERATION」と題し、チェルフィッチュの「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」共同製作・世界初演、快快の「My name is I LOVE YOU」、庭劇団ペニノ「苛々する大人の絵本」、ChimPom↑の「スーパーラット」展示と上映、それから佐々木敦さん、松本哉さんのそれぞれのトークでプログラムを組みました。中村茜さんはじめ、多くの方々のご協力をいただきました。同じ枠内で、HAUの音楽キュレーターが坂本龍一とGHOSTのコンサートを実現させました。

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TOKYO-SHIBUYA: THE NEW GENERATION プログラム冊子
ダウンロード(PDF)→

 この日本特集はドイツのメディアにも多く取り上げられました。また、ドイツ語圏演劇界で劇団を抱えないいわゆるフリーシーンの劇場の中心的存在で、欧州各地の同様の劇場とネットワークを組み、革新的・実験的かつ国際的なプログラムを手がけるHAUが、日本の同時代演劇をとりあげるということで、欧州各地のフェスティバルや劇場のディレクターたちが多数来場しました。その結果、3演劇作品とも欧州各地のフェスティバルや劇場への招聘が決まっていきました。欧州における日本の同時代演劇への関心の高まりのきっかけのひとつとなったのではないかと思います。

 マティアスは、2014年マンハイムで開催されるTheater der Weltの芸術監督を再び務めます。彼はこのフェスティバルを「舞台芸術のドクメンタ」と位置づけています。今回は日本からアーティスト/グループの招聘を予定しています。

2国間交流

日本の関係者をドイツへ

 東京ドイツ文化センター勤務当時、ドイツ文化センター本部(ミュンヘン)の「ヴィジタープログラム」を活用し、東京からドイツ現代演劇・ダンスの視察団を3度にわたりドイツに送りました。まず2000年のタンツプラットフォーム(2000、ハンブルク)にダンス関係者を10名。その後2001年・2003年にベルリン演劇祭Berliner Theatertreffen に演劇関係者を10名ずつ。公演の視察だけでなく、劇場の視察や関係者との交流も行いました。この3度の視察をきっかけに、ベルリナー・アンサンブルシャウビューネなどの作品が招聘され、結果としてドイツ現代演劇への関心が徐々に高まったように思います。

 このとき、現地に実際に行き、自分で観て感じることが最も説得力のある体験になるとあらためて確信し、そのためのプログラムも事業の企画と同様に重要だと気づきました。

若手演劇人の「国際フォーラム」

 毎年5月開催のベルリン演劇祭では、若手演劇人の養成・交流の重要なプログラムを長年実施しています。世界各国の35歳以下の演劇人を対象にした「国際フォーラム」です。若手演劇人(演劇に関わる職業であればだれでもOK。ただし学者を除く)50人がベルリンに2週間滞在、日中は気鋭の演出家・ドラマトゥルグ・音楽家・その他が率いる4つのワークショップの一つに必ず参加、さらに各自が自分の作品や自国の演劇状況について発表、晩はともに演劇祭の演目を観るという充実したプログラムです。同演劇祭創設の1960年代にスタートしたこのフォーラムには、現在のドイツ演劇界を代表するような演出家も、若いときに参加しています。外国から参加するにはその国のドイツ文化センターを通して応募することが必要で、ドイツ語能力が必須です。英語でさえ難しいのにと諦めていたのですが、縁あって、照明家の田島佐智子さん、演出家の阿部初美さん、演出家の高山明さん、ドラマトゥルグの長島確さん、翻訳者の林立騎さん、演出家の中野志朗さんなどに参加してもらいました。必要に応じて、ベルリンでドイツ語集中講座(4週間)を受けられる奨学金を申請、フォーラムに先立ち1か月間ベルリンの一般ドイツ人宅に下宿しながらドイツ語講座に毎日通い、ベルリン生活にもちょうど慣れたころにフォーラムに入れるように調整もしました。ドイツ語能力が不足していても演劇人として明確な問題意識があれば、あとは体力・気力で乗り切れるはず。東京からは毎年優秀な参加者がくる、とドイツ文化センター本部の担当者に褒めてもらいました。慣れない環境で苦労もあったと思いますが、世界各国の同年代の多文化・多国籍の演劇人と出会い、ドイツ語圏の劇場関係者とも演出家とも関係をつくり、多様な演出作品を観ることができるので、実り多き体験になったことと思います。また発表や交流を通して、結果的に日本の同時代演劇の情報発信にもつながりました。

情報交流

 ベルリンHAUの日本特集の際の経験からも、演目をただ上演するのではなく、その背景について情報を出していくことも重要だと考えるようになりました。そこで国際交流基金の当時の舞台芸術情報交流プログラムを用いて、デュッセルドルフ・タンツメッセとチューリヒの国際舞台芸術フェスティバル、テアター・シュペクターケルに丸岡ひろみさんを派遣し、日本の舞台芸術の今についてプレゼンテーションをしてもらいました。フェスティバルの要請で奨励賞の審査員も務め、スイス・ラジオからのインタビューも受けました。日本の同時代舞台芸術の紹介のよい機会となり、また丸岡さんにも多くの人とつながる機会になったことでしょう。実際、TPAM (国際舞台芸術ミーティング)を訪れるドイツ語圏のディレクターも増え、日本の舞台芸術の今の海外発信にもつながっています。

ドイツ語圏の若手ドラマトゥルグを日本へ

 国際交流基金には文化人を日本に招く「文化人招聘プログラム」が当時あり、ドイツ文化センター本部のヴィジタープログラムと同様ぜひ活用したいと考えていました。2010年の秋、ドイツ語圏のドラマトゥルグ計6名を2週間強の東京滞在に送り出すことができました。このとき重視したのは、決して組織や団体のトップではない、つまり遠い日本までリサーチに行く経費を使える立場にはない、実力のある若手で、偏見や思い込みと無縁なオープンマインドな人材。来日経験が、その後のキャリアアップにつなげられる人。演劇以外の分野とも接点ができるような幅広いプログラムにしてもらいました。例を挙げれば、「悪魔のしるし」搬入プロジェクトの2012年スイス公演の実現もこのときにさかのぼります。これもまた、日本の同時代演劇への関心の高まりのきっかけのひとつになったと思っています。現在デュッセルドルフ、ハノーファー、チューリヒ、バーゼル、ウィーンで活躍するこのドラマトゥルグたちは今も日本の演劇関係者との情報交換を続け、常に日本の作品の上演を実現もしくは検討しています。

 ケルン時代にはスイスやウィーンの舞台芸術界と接触ができたほか、ブリュッセルやパリ、アムステルダムなどにも出かけるようになり、より多様な舞台芸術・パフォーマンス作品に触れ、ドイツ語圏以外の関係者とも交流ができるようになりました。同時に、それまで従事してきた2国間文化交流に少しずつ物足りなさを感じるようになりました。

多国間交流へ

 2011年東京文化発信プロジェクト室で、国際招聘プログラムがスタートしました。世界各国から10数名を東京へ1週間強招き、東京の文化事業を視察するほか、各分野の関係者と情報・意見交換をして、相互のネットワークの強化・拡大に役立て、帰国後はその体験や情報を各自のやり方で発信してもらうものです。あえて、参加者の文化圏・分野・職種を限定していません。プログラム・ディレクター、キュレーター、批評家、ジャーナリスト、アーティストなど多分野・多国籍の若手メンバーで実施しています。この点が非常に特徴的です。事前に可能な限りのリサーチをし、自分が直接知っている人以外は、面識のないままプログラムの開始を待つことになります。全員が一堂に会さないことにはどういう雰囲気のグループになるか全く見当がつきません。メンバーを選ぶ際に最も重視しているのは、先述の国際交流基金の場合と同様に、予算を使える組織のトップではなく、来日経験をその後のキャリアに役立てるモティベーションがあり、オープンマインドで実力のある若手です。多分野・多国籍のメンバーですので、彼ら自身もこの東京での国際招聘プログラム以外ではまず、出会うことのない人たちです。したがって、共通の前提がないことから、逆に互いを知ろうとしてオープンな交流がなされます。前回も前々回も、文字通り多様なメンバーによるグループとなり、活発な意見交換が日本の関係者とも行われ、彼らの中での関係も深まりました。記事や共同プロジェクト、専門家のネットワークへの情報発信を望むというリクエストは出しますが、それを義務にはしていません。それでも帰国後、自国の媒体への記事執筆・掲載やラジオ番組の制作、東京で公演を見た演奏グループの招聘計画など成果が出ています。参加者同士の更なる交流や共同プロジェクトの構想への発展も見られます。ともに体験した東京の文化シーンへの関心が、今後も持続されることが重要だと考えています。

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平成24年度国際招聘プログラム プレゼンテーション

オープンなプログラムと余地の確保

 以上、日独の同時代演劇の分野における交流からこれまでの仕事の一部を長々と書きました。最初はドイツの側からの日本との文化交流、その後は日本の側からのドイツとの交流、そして多方向・多国間・多分野の交流・ネットワークづくりへという流れをたどっています。

 ドイツのフェスティバル・ディレクターたちとの重要な出会いがあり、その姿勢や考え方に刺激されサポートするうちにドイツ語圏の現代演劇のおもしろさを知り、あまりにおもしろいので日本の関係者を3度にわたりドイツに送り、優れた若手演劇人の国際交流プログラムに東京から毎年1人ずつ派遣したことが、結果的に日本におけるドイツ現代演劇への関心の増大に寄与したという手応えはあります。ドイツでの仕事では、あまりに日本の現代演劇が知られていないので、情報発信のできる専門家をドイツ語圏へ派遣し、若手のドラマトゥルグを日本に派遣し、さらにはドイツ語圏のなかで最も革新的なプログラムで知られるベルリンHAUで同時代演劇を中心とした日本特集を展開したことで、短い間でしたが、日本の演劇への関心を高めることができたと思います。そのうちに2国間の文化交流では飽き足らなくなり、現在の国際招聘プログラムにたどりつきました。

 いわゆる人的交流や人と人をつなぐ、という仕事は、招聘また共同プロジェクトなど具体的な成果につながることも多々ありますが、目に見えるわかりやすい成果ばかりではありません。つながった人の間に国や文化圏を越えた、いわば独立した個と個の結びつきが生まれ、共通の「言語」を見いだし、価値の多様化と相互理解の深化が促されることも重要な成果だと考えます。これ自体は目に見えにくいものですが、いったん成立した信頼関係には持続性があり、たとえば日本の同時代演劇への関心が深まり、日本の現代文化が広く知られるようになり、アーティストのチャンスにもつながります。

 こういった人的交流を促す仕事の本質は、あくまで種まきに過ぎません。したがってそれがいつどのような形で発芽するのか、いつどんな花を咲かせて実をつけるのか、あるいはしないのかを前もって知るすべはなく、全てはその人次第です。入念な準備で充実した質の高いプログラムをつくり、慎重かつ大胆なリサーチで優秀な人材を選んだあとは、えいやっと流れに任せるしかない、いえむしろ任せるべきだと思います。常にそのための「余地」を確保しておくこと、これがとても重要です。「余地」を残しておくとは、最初からアウトプットを規定したり、フォーカスを絞り過ぎたり、成果を前もって約束させたり、厳しい条件付けや過度な合目的化といったことをあえてしないことを意味します。つまり予測を超えるような、思いがけない「何か」が生まれる余地をきっちり確保しておくのです。アウトプットではなく、インプットありきの考え方です。そのためには、プログラム自体の質の向上と参加者を入念に選び、十全の準備をすることが必要不可欠で、そのためかなりの労力と時間を費やします。そうしてはじめて持続可能な、多様な成果につながると考えています。

 芸術文化支援をめぐる現状はどの国も厳しい今日この頃ですが、グローバル化がここまで進み、これだけ世界が複雑になるなかで、2国間文化交流が何となくアナクロに感じられるように、短期的な成果や効率ばかりを文化交流に求めるとしたら、それもあるいは時代遅れなのかもしれません。長期的な成果が得られるための時間、労力、そして予算の投入をしたほうが、結果として効率がよいと考えられないでしょうか。これまでの経験から、最初から決まったアウトプットをあえて狙わず、オープンなプログラムや芸術文化およびその関係者の支援を行うことが、予測していなかった、または持続的な成果につながると確信を持っています。移動手段や情報手段が高度に発達した今だからこそ、実際に現地・現場に出かけ、人に会い、話をし、時間や体験を共有し、相互理解を深める。どういう成果が実際にでるのか事前に知ることのできないことをポジティブに捉え、創造性が発揮される自由な「空間」としてこれを確保する。短期的成果ばかりでなく長期的な成果も重要視し、あえて効率を求めない。上述のプロセスを許容し、新しいアイディアや体験を熟成させ、プロジェクトの構想を温め、あるいは常に関心を持ち続ける、そのための余地・余裕を確保することが、国を越えて人と人をより深く結び付け、結果的に交流を促進し相互理解を深め、日本もしくは東京の芸術文化への関心も高めることになります。そのベースがあるからこそ、具体的な成果であるところの招聘や共同製作、また持続する関係構築に結びつくと考えています。芸術文化のための余地・「空間」を確保するために、時間・労力、そしてお金が十分に投じられることを切に望みます。

 9月30日(月)の午後、国際交流基金のJFICホール[さくら]にて、今年の国際招聘プログラム参加者のプレゼンテーション&意見交換会を実施します。事前にお申込みの上ぜひご参加ください。

(2013年8月27日)

今後の予定

国際招聘プログラム
・9月29日-10月7日
・都内各地
※9月30日(月)プレゼンテーション&意見交換会
(14時30分 国際交流基金JFICホール[さくら])

文化の力・東京会議2013
・10月25日(金)16時
・都民ホール

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茶の湯。

次回執筆者

バトンタッチメッセージ

 石綿さんはかつて社会工学研究所ご勤務時代に、ドイツ文化センターで私が担当していた現代音楽のコンサートなどによく来て下さいました。その後電通総研/電通にてキャリアを積む一方、AAF(アサヒ・アート・フェスティバル)など市民とアーティスト、地域とアートを結ぶ仕事にも関わっています。今年3月正式発足したアーツカウンシル東京のプログラム・ディレクターに就任し、オフィスが同じビルの中にあり、近いところで仕事ができることをとても嬉しくまた心強く感じています。日本初の「アーツカウンシル」東京には芸術文化関係者が注目しています。そのプログラム・ディレクターの意気込みや芸術文化支援や社会とアートなどについての考えをぜひ語っていただきたいと思います。
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