見ても、食べても、参加しても楽しい!「瀬戸内国際芸術祭」
ネットTAMでは新コンテンツを計画しています。関連の取材で「瀬戸内国際芸術祭」に下記スケジュールで行って参りました。今回は、芸術祭に関わっている方々に注目してみました!
1日目:東京→高松→大島→高松泊 2日目:高松→男木島・女木島→高松→小豆島泊、3日目:小豆島→豊島→小豆島、
4日目:小豆島→高松→男木島→高松
高松空港では、瀬戸内国際芸術祭のポスターやチラシがはためいています。香川県あげてのイベントだと伝わってきます。
高松港の総合インフォメーションでパスポートを購入し、こえび隊に初接触!大島への行き方を丁寧に説明してくれます。
港のオープンカフェ(ZENKON)で一休み。カフェのお兄さんが、高松の美味しいお店を教えてくれました。
カフェの目の前にある、大巻伸嗣さんの作品を眺めていたら、警備のおじさんより「椿先生の"あかりプロジェクト"の作品を見れる場所」と、「それをみながらビールを飲めるところ」というとびっきり良い情報を入手。「おじさんの仕事は安全・安心・案内の3Aですよ~。」と決め台詞に、事務局のW林とU野はめろめろです。
島のほぼ全てが国立療養所大島青松園というハンセン病の療養施設となっています。ここでは、"こえび"の笹川さんの案内で島を回り、島での過ごし方も教えていただきます。
島の小学校について質問すると一緒に周っていたスタッフの方がいろいろと教えてくれました。あまりに詳しいので、お伺いすると、市の職員さんとのこと。
瀬戸内国際芸術祭では、全国から集まってきたボランティアサポーターの"こえび隊"と香川県、高松市、土庄町などの職員からなる"スタッフ"が一緒に作品の受付業務をしています。
笹川さんは、「地元出身だけど島のことを知らなかった、芸術祭に参加したことで、島の方達とお話できることになりとっても良い経験になった」と教えてくれました。
2日目
7時10分高松港。
こえび隊の朝ミーティングに参加。「寒くなってきたので体調管理に気をつけ、挨拶をしっかりしてください」等1日の連絡事項を言われ、各島へ散っていきます。
←各持ち場ごとにビニールバックを渡されます。この中に大事なマニュアル等が入ってます。
38レアンドロ・エルリッヒさんの作品を設置しているカフェで働いているというお兄さんが「いつもは働いていてゆっくり見ることができなかったので、お休みが取れたので見に来ました。面白い作品でしょ?」とまるで自分の作品かのように、目を輝かせて声をかけてくれました。
3日目 豊島
無料バスを利用。定年退職された長距離トラックのベテラン運転手さんが運転。バス停でない場所でも、歩いている人に声をかけて、乗せてあげるなどホスピタリティ溢れる運行です。
島キッチンで昼食。カフェのスタッフに混じり、"こえび"の阿部さんが「この前で取れるイチジクを使った前菜です」とサーブをしてくれます。
調理担当の方に「美味しかったです」と声をかけると、「食材がいいからねっ」とにっこりされていました。
イチジクを使った前菜
"こえび"阿部さん
こえび隊には、昨日あった顔もちらほら、いろんな場所を回っているようです。島のおじちゃんに愛されていた"こえび"のよしのさんは「大分から香川の会社にインターンで来ていて、上司に"こえび隊"してきなさいと言われて参加しています!」と教えてくれました。 ↓
17クレア・ヒーリー&ショーン・コーデイロさんの作品で、声をかけてくれた池野さんは会社員。大阪からの旅の途中で、"こえび隊"に参加、この後も旅は続くようです。 ↓
道中、島の方へご挨拶すると、「イチジク食べていきなさいよ~」とか、「アートの場所に連れて行ってあげるよ~」「〇〇見た?〇〇の場所知っている?」等と教えてくれます。皆さんそれぞれに、芸術祭を自分事として楽しんでいらっしゃいます。
4日目 小豆島
島内を芸術祭線バスが運行。山の上から作品を見ながら降りてくるルートを取りました。
66王文志さんの作品では、かわいい小学生が新聞を作る授業で、来場者にアンケートをしていました。
また、農村歌舞伎舞台では地元のおじいさんがここから見ると面白い!などと説明してくれます。皆さんが、(自主的に?)持ち場持ち場で来場者対応し、イキイキといらっしゃいます。
香港から来たという、"こえび"にも会いました。3年間日本語を勉強していたそうで、片言の日本語で案内をしてくれます。センス・アート・スタジオのお手伝いとして初来日。風景が綺麗で気持ちが良いと、楽しんでいました。
と駆け足でのご紹介"風景・人・食・もちろん作品"が楽しめる芸術祭でした。作品に関しては、公式サイトをご覧ください。
各島で出会った、"こえび"や実行委員会のスタッフの方達、県・市町村の職員の皆様、島に住んでいる人、参加されている皆さんが気持ち良くもてなしてくれます。スタッフの方々がこのように、良い顔をして迎えて頂けることは大事だと確信したW林とU野でした。
←初めて参加の市の職員さん、1人で44大岩オスカールさんの作品の受付をしてらっしゃいました。
こえび隊事務局の甘利さん、瀬戸内国際芸術祭総合ディレクターの北川さん、香川県瀬戸内国際芸術祭推進室主任増田さんに取材。こちらは、新コンテンツでのお楽しみ!!
←こえび隊事務局 甘利さん
登録者数2000人を超えるこえび隊を仕切っています!
北川氏 U野はインタビューするのを忘れ、お話に聞き入ってしまいました。↓
芸術祭で大活躍の"こえび隊"には1日でも参加できます。取材で出会った"こえび"の大半は、普段は銀行で働いている人、経済を勉強している学生さん等でした。アートに詳しくなくても、日々改変されているマニュアルがあるから大丈夫!赤ちゃんを連れて参加している"こえびママ"も!遠方の方も宿泊施設の心配ありませんので、是非参加してみてください。詳しくはこちらから → こえび隊ホームページ
これから涼しくなり食べ物も美味しくて楽しみ方も変わって来ます。まだ行ってない方、もう一度行ってみたい方、皆様フリースタイルでお楽しみください!
←13横尾忠則さんの作品の受付をする"こえび"ちゃん。芸術祭に遊びに来て、こえびのことを知り、急遽こえび隊に参加。「洋服が無いと心配してましたが、洗濯もできるし大丈夫でした!」
豊島で、23藤浩志さんの作品について、説明してくださった警備の方。みっちりと読み込んだ公式ガイドブック!
おまけ情報!!
★ 輸入コドモ服「ピーカブーヤ」
高松で、道に迷って入ったお店。飾ってあった作品が素敵でお話を聞くと、椿昇さんの「高松うみあかりプロジェクト」の参加作品だったので、皆さんにこっそりご紹介します。お店のブログにも載せてくれました。
店内に飾ってある3椿昇さんの高松うみあかりプロジェクトへの参加作品!
★小豆島でどうしても行きたかった森國酒造(瀬戸内国際芸術祭の公式ガイドブックP125に紹介)
デザインの力が効いています!
森國酒造で、島のオリーブとしょうゆのお話をしてくださった、皆様。アートの場所へ連れて行ってくれると約束してくれました。
★高松港オープンカフェでいただいた味噌パンが美味しくて教えていただいた味噌を扱っているお店。カフェのマスターがオープンカフェで無料配布しているおにぎりを握ってます! 御意(ぎょい)
★高松といえばおうどん!事務局が行ってシステムにカルチャ―ショックを受けた「うどん市場」