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件名:
[5739]
[コロキウム]社会システム〈芸術〉とその変容
投稿者:
首都大学東京 大学院 システムデザイン研究科 芸術学研究室
投稿日:
2012/03/23
場所:
東京都 
ジャンル:
講演  シンポジウム 
テーマ:
その他 
[コロキウム]社会システム〈芸術〉とその変容
Colloquium: Social System ‹Art› and its Transformation

3月23日(金) 13:00-14:30 東京国立近代美術館講堂

21世紀は社会・経済・政治・そして文化・芸術に至るあらゆる面でグローバル化を進めると同時に、まさにそれゆえに他方では逆にかつてない格差や敵対の深刻化をも招いている。美術の領域では、世界はグローバルな一つのアート・ワールドに包含されるようでありながら、他方では、それとポスト・コロニアルな、あるいはそれぞれの文化伝統にしたがった芸術がそのグローバル・アート・ワールドといかにかかわるかは緊張感ある問題ともなっている。また角度を変えて言えば、グローバルなハイ・アートの世界と、やはりグローバル化を強めてもいると同時にある種のローカリティを強いばねにもしてもいるポップ・カルチャーや、現代アートを機敏にとりこんでも行く広告とのかかわりのなかでアートはかつてない企業的性格を強めてもいる。他方、いわゆる「参加型」アートに代表される、一般の人々も関与するアート制作・展開も全世界的に広まり、この面からもアートの再定義が求められるようになっても久しい。こうしてアートは、一方でグローバルな性格を強めながら、同時に、様々に割れた状態のんかにある。作者、作品、享受者、メディア、社会的価値規範、アート・文化市場等の諸要素を視野に収め、現代社会における芸術・文化のグローバルにして破砕したそのありようを包括的に把握することはいかにしたら可能か。まずは、このような問題そのものを顕在化させる必要があるだろう。

このコロキウムは、平成23-25年度科学研究費基盤(A)(1)「社会システム<芸術>とその変容」(研究代表者:長田謙一)共同研究の研究例会として開かれる。


〈内容〉
●コロキウムA-Ⅰ 社会システム〈芸術〉とその変容をめぐって
   加藤薫(神奈川大学) 「戦略としてのプリミティヴィズム」
   姜秀静/Kang Soojung(韓国国立現代美術館) 「韓国社会と現代美術:1945-2012」 
   司会:暮沢剛巳(東京工科大学)


〈アクセス〉
東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩3分。


〈主催〉
平成20年度―22年度科学研究費基盤(A)(1)「社会システム〈芸術〉とその変容」(研究代表者:長田謙一)
首都大学東京 大学院 システムデザイン研究科 芸術学研究室


〈連絡先〉
〒191-0065 日野市旭が丘6-6 首都大学東京 芸術学研究室
tel・fax 042(585)8690


〈リンク〉
https://docs.google.com/open?id=0B6LB4t0tLBwdVTJlbkRiZ1pUN21qaHh5ZVBOLVlUdw

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